塚本こなみという魅力的な園長さんの話によると、
画像の藤は、幹周り4mで樹齢は140年。
一本の木が、畳550枚の広さの棚を形成すると言う。
この大藤は花の房が長くて、最大で2mに達する。
一房に160の小花がつき、上のほうから順に開花し、
開花するにつれて房が長くなってくるのだそうである。
で塚本園長をはじめて知る。
塚本はこの公園の園長であると同時に、女性で最初の樹木医でもある。
老木を生き返らせるために、各地からお呼びがかかる名医である。
その名医が腕によりをかけて、毎年ゴールデンウィークに照準を合わせて、
園内のおびただしい数の藤の花を一斉に咲かせるのである。
藤の字をつけた名字が大変多い我が国、
私の母方の名字も「藤」がつく。
このフラワーパークの藤の花を見れば、その意図が判るような気がする。
関西在住の私には遠い足利だが、チャンスがあればいつか、
藤が満開の今の時期に、ぜひ訪れてみたい。