近くに新規開店した書店を、散歩がてらに覗いてみる。
近頃はもっぱらネット書店で本を購入し、
書店を覗くことがめっきり少なくなった。
かつては、どこの街角であっても、本屋さんを見つけると入っていって、
どんなのが並んでいるかぐるっと店内を歩いたものである。
時間つぶしの選択肢で、まず頭に浮かぶのが書店での立ち読み。
長時間居ても気を使わない店だったら、疲れるまで見て回っていた。
本屋さんへ足を運ばなくなった理由は、
忙しくなったから、自宅に長く居たいから、体力が衰えたから、
ネットで情報を得る時間が多くなったから、
欲しい本が見つけにくいから、あるいは置いてないから、
などなどの理由。
かつて、購入したり立ち読みして、雑誌類から得ていた情報は、
いまやほとんどネットで得られる。
雑誌類の購入は、私の場合格段に少なくなった。
で、先の近所に開店した書店に話を戻す。
せっかく自宅近くに開店してくれた書店だから、
地域振興のために、できる限りそこで買ってあげようと思っている。
武谷牧子という作家の「テムズのあぶく」が見つかれば購入しようと、
さがしてみたが見つからず。
されば、スティーブン・ブースの「死と踊る乙女」海外文庫のコーナーでさがすが、
これも並んでおらず、仕方なく雑誌類を購入してしまった。
「大人の上質インテリア」、
上質だからお高いインテリアの紹介が多い。
我が家のリビングのTV台と、階段下の空間に置くキャビネットと、
自室の本棚(キャビネット)を、どんなのにしようかもう半年も悩んでいる。
それこそ、ネットでいろいろ見て回っているのだが、
コスト・パフォーマンスがいまひとつ掴めないでいる。
この本には、実際の住宅に配置された家具がたくさん紹介されていて、
インテリアとその配備の仕方が、いかような住宅でもお洒落にしてくれることが分かる。
我が家の不足している家具のイメージが湧いてきた。
巻末近くには、日本各地のインテリアショップの記事が、
作品の写真つきで紹介されていた。
かつて、書店にぶらっと入ったように、
しばらくは、街角でインテリア・ショップを見つけたら、
ぶらっと入ってみようかと思っている。
そんな時間は取りにくいし、家具屋さんの敷居は高そうなのだけど、
そんなことを思っている。