遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

発禁本のパルテノン神殿

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今朝の天声人語によると、書店がない自治体が2割を超えたという、日本の話。

わが自治体も、JRの駅近くの書店がいつの間にか消えていたし、自宅近くの書店が消えて久しい。

本はネットで買われることが多くなったのでと、「本離れ」が著しいことに、その原因があると思う。

私は電車内の時間つぶしは「読書」なのだが、いまや電車内の乗客行動は、
スマホ6、居眠り睡眠3、残り1という配分。残り1の中に、読書や人間観察や窓外鑑賞が入っていて、新聞を読んでいるおとーさんはほとんど絶滅した感じ。

朝日新聞と関西ローカルの情報番組で、いまメルカリで「読書感想文」が売られていることを知った。
「夏休みの宿題に」メルカリに読書感想文、数百円で出品

夏休みがよく売れるのだろうな。子どもが書いた作文まで売りに出ているから、親が親に向けて売り出しているようだ。感想文の請負業(受託)もあるそうで、私その稼業やろうかなと思う。「2週間で仕上げます。書籍代は実費で請求します」でやってみようかな。そんな条件では誰も頼まないけど。

とにかく、本は読まないより読んだ方がいいと思う。読書の最初は面白くないけど、全体の3分の1か、100頁を過ぎたころで面白く感じなければ放棄してもいいので読み始めよう。そして読了したら、感想文をしたためる、「推薦文」「非推薦文」でもいいかと思う。読書の足跡を残すのは、読む行為にまた連動すると思う。サンプルは「読書メーター」などのサイトに無数にあるので、参考にしてみるべし。

しかし、あらためて「読書メーター」を見ていると、「本離れ現象」はそうなんだろうか、どうなんだろうと思ってしまう。「読む人は読む、読まない人は読まない」現象は、今に始まったことではないしなあ。

ところで上の画像は、ベルリンに建てられたパルテノン神殿のオブジェ。そのオブジェに張り付けられているのが、発禁処分になったおびただしい数の書籍。その画像がこれ↓。
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この場所は、かつてナチスが発禁書物を燃やした場所だという。

読みたくても読めない時代があったことを思えば、本離れなどというのは罰当たりなことだと思う今日この頃なのであります。