遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

B&W685/スピーカーシステム

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若いころからオーディオに興味があって、

毎週買っていた「週刊FM」などに、

オーディオ記事もあったように記憶しているのだが、

いつかはアルテックJBLやタンノイのスピーカーを、

ガンガン鳴らせるシステムを構築したいと思っていた。

月刊誌の「Stereo」に登場するリスニング・ルームを夢見たりもしていた。


それなのに、はじめて親に買ってもらったのが、

木をふんだんに使ったパイオニアの4チャンネルステレオで、

音量を上げてもやわらかい音質は、幸せな別世界に連れて行ってくれたが、

音響装置の顔とは別に、高級感を漂わせた家具の表情も持ち合わせていた。

この頃のテレビも、家具調の豪華なものが主流であったが、

いかにも高度成長時代期の、成金センスたっぷりの代物であった、お恥ずかしい。


この親に買ってもらったステレオは、

実に高価で、親には悪いことをしたと思っているが、

CDが主流になるまで大事に使った。



時は流れ、はじめてのCDステレオが、1988年ソニー製のセットもの。

腎臓結石の超音波施術でおりた保険金10万円で、購入できた。

これはいまだに元気で、奥方が使ってくれている。


もうその頃には、お金のかかるオーディオ装置に、興味はなくなっており、

レコードの代わりに登場したCDを購入しなければならない事態になっていたので、

もっぱら音源収集にかかりっきりになっていた。

今もそう思っているが、

音楽を楽しめれば、機材は二の次で何の問題もないのである。


で、その後子どもも大きくなり、シャープとONKYOの、

2セットのCDステレオを追加購入し、今日に至る。


私の部屋には、初代ソニーの次に買った、MD対応可能なCDステレオが置かれている。

MDは廃れ、トレンドはHDD(ハードディスク)内蔵のステレオで、

ものぐさな私は、HDDにCDを記憶させたいとばかりに唐突に欲しくなり、

ネットサーフィンで、圧力鍋購入時より熱心に研究、比較検討、物色、また研究。



で、比較検討&研究の結果、購入。

それが、セットもののHDDステレオではなくて、

あろうことか、外国製のスピーカーを買ってしまった。

悪魔に囁かれた、というほかない衝動買いをしてしまった。

遠い昔のオーディオ・ボーイの血がよみがえってしまった。

生まれてはじめての、単体スピーカーの購入である。


しかも、アルテックJBLやTANNOYなどという、

私のあこがれには入っていないまったく知らなかったブランド。

ネットサーフィンして、売れ筋一番の優れたスピーカーらしいので、

価格.comのレビューやヤフー知恵袋教えてGooなどで情報収集し、

ネット価格で一番安い店で、妻の同意のもとに手続きを済ませてしまった。


とにかく、これまでの人生のなかで、見たことも聞いたこともないスピーカーを、

数時間で購入してしまったのである。

それが、B&Wという英国の音響メーカーの685というスピーカーである。

税・送料込みで5万2500円であった。


昨日は、帰宅途中に梅田のヨドバシカメラに立ち寄り、

B&Wの685と対面してきた。

ヨドバシのオーディオコーナーに居並ぶ製品は、高級品ばかりで、

私のスピーカーは、美しくてコンパクトで廉価で、

別の意味で存在感はあるのだが、もう買ってしまったあとだったので、

試聴は遠慮しておいた。


スピーカーが決まると、あとはCDプレーヤーとアンプが必要となる。

CDプレーヤーとアンプも見学して来た。


マランツ(これまた昔からの憧れ)の5003シリーズならプレーヤーとアンプ両方が、

実勢価格4万8千円で買えるので、まっさきにそれを見学。

実物は思ったより大ぶりで、見かけは高級品なのだが、

性能は価格と比例するのかもしれない。

周辺のアンプ類の価格は桁がひとつ違っており、

マランツの5003の試し聴きも、恥ずかしいので一旦遠慮しておいた。


まだ未決のCDプレーヤーとプリメインアンプ、

機種の決定までに、今からたっぷり悩んで楽しんでみようと思う。