遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

東京散歩(その1) 東京駅界隈 アーティゾン美術館

青木繁「「わだつみのいろこの宮」と藤島武二の「黒扇」 (ともに重要文化財

久々の東京見物。10時前に東京駅に着いてすぐ、八重洲口からアーティゾン美術館に行ってまいりました。

東京のブリヂストン美術館がリニューアルされ久留米の石橋美術館の作品が移設され、アーティゾン美術館と改称され2020年1月から現在の京橋に開館しました。

久留米の石橋美術館に行きそびれていたら、青木繁坂本繁二郎の作品は東京に集められてしまいました。でコロナ禍にアーティゾン美術館が開館したのですが、このたびようやく訪れることになりました。

青木繁の「海の幸」は今回展示されていませんでしたが、「わだつみのいろこの宮」(1907年・重要文化財)、坂本繁二郎の「放牧三馬」(1932年)、藤島武二の「黒扇」(1908-09年・重要文化財)などをはじめ、古今東西の名作が展示されていました。

今回展示の主な作家を思いつくままにあげてみますと、モネ、ルノワールセザンヌ、ルオー、カンディンスキー、ルソー、クレー、ピカソマティスジャコメッティポロック、ガレ、黒田清輝岸田劉生、佐伯佑三、藤田嗣治古賀春江安井曾太郎松本竣介草間彌生などの作品が一堂に会しています。

現在開催中の展覧会は3つですが、フロアが違うだけですべての展示作品をスムーズに鑑賞できます。チケットは1200円で、事前にオンラインで購入するシステムです。当日券1500円。

会期は2月9日までです。

現在開催中の展覧会 
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ(81作品 4階 展示室)
〇ひとを描く (85作品 5階 展示室)
〇ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて(21作品 6階 展示室)

会期
2024年11月2日[土] - 2025年2月9日[日]
開館時間
10:00ー18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日