遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

おぞましい維新・大阪府政・ミャクミャク像etc...

大阪市役所の目に設置されている、ミャクミャクという万博キャラクターのおぞましいオブジェが傷つけられた事件が1月前にありました。

事件直後、吉村大阪府知事は「万博に対して反対の意見があったとしても、こういった暴力行為、犯罪行為は控えていただきたい」と記者会見の席で述べたり、「(犯人は万博に反対する人である)可能性は高い」「ミャクミャクは万博の象徴的なキャラクター。意図的に故意に傷つけられた。万博に否定的な意見を持っている人ではないか」など、あたかも「反対派」による行為だと決めつけました。

さらに吉村はX(旧Twitter)にも「これは酷い。どれだけ万博に反対意見をもっていたとしても、暴力・破壊行為に及んではならない。警察には徹底捜査をしていただきたい」と投稿しました。大阪維新の会の佐竹という大阪市議もXに「万博反対の声として、器物破損のやり方は正解でしょうか」と投稿しました。

 

時は流れ、このほどミャクミャクを傷つけた下手人が明らかになりました。器物損壊の疑いで書類送検された当の男性Aさんの取り調べによると、遅くまで酒を飲んでいて最終電車に乗り遅れてイライラしているときに見つけたミャクミャクを傷つけたのだそうです。

Aさんは社会医療法人に勤めているそうで、「A氏は温厚な方、万博反対など、政治的な主張を声高にするような人ではない。それどころかうちの法人では高齢者施設も運営しており、お年寄りから機会があれば万博に行きたいねと話が出るほどです」とのことで、反対派どころか万博肯定派の単なる酔っ払いおじさんだったようです。

 

 

吉村がミャクミャクを壊したのは「反対派の仕業だ」と決めつけた数々の言動は、酔っ払いの繰り言にも近いもので、弁護士資格のある人間としてあるまじき発言ではないでしょうか。まあ弁護士と言っても、吉村はサラ金武富士が起こしたスラップ訴訟の代理人弁護士だったわけですから、さもありなんの発言ではあります。

 

イソジン」「大阪発ワクチン」「野戦病院」「空飛ぶ自動車」「玉川出禁」「万博会場にもともとメタンガスが出ることはわかっている」などに加えて「ミャクミャクは反対派が壊した」発言で、吉村はSNSで炎上中で尻軽知事の本領発揮であります。

大東市市長選挙大阪維新の候補が候補が落選して、大阪維新の崩壊の始まりが見えてきたのですが、吉村の炎上は泣きっ面に蜂状態のようです。

万博本番まであと1年を切りましたが、万博の大失敗は決定的で、その穴埋めのために大阪府大阪市の収支は10年間赤字になるようです。万博は今すぐ中止にすべきです。

 

ということで、全国の賢明な有権者の皆さま(とりわけ東京15区の皆さま)におかれましては、大阪のおぞましい惨状を見たら選挙で「維新」に票を入れるとどんなことが待っているかがお分かりになると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

おぞましい「自・公・維新連立政権」成立に手を貸す連合芳野会長

 

連合の会長芳野友子が、衆院東京15区の補欠選挙立憲民主党の公認候補が共産党の支援を受けている状況を容認できないと述べたようです。

《連合の芳野友子会長は18日の記者会見で、衆院東京15区補欠選挙(28日投開票)を巡り、立憲民主党の公認候補が共産党の支援を受けている状況を「容認できない」と述べた。その上で「連合東京から自主投票に決めたと報告があった」と明らかにした。(時事ドットコムニュース)》

www.jiji.com

「容認できない」とはどこに向けたことばなんでしょうか。だったらどうしろと言うんでしょうか、はっきりしてもらいたいです。

立憲民主党が「共産党さん、連合が容認できないと言っているので、支援は結構です」とでも言えば吉野の怒りがおさまるのでしょうか。

 

東京15区の補選で、もっとも当選してもらいたい候補者を推薦している立憲民主党と、野党共闘に近い形で支援している共産・社民・れいわの選挙戦について吉野会長は何が不服なのでしょう。

連合会長のことばは、酒井菜摘候補の選挙妨害にあたるのではないでしょうか。酒井候補の当選阻止に向けた言動だと思います。

元連合傘下の組合員だった私は、連合が芳野のような独裁的な姿勢の会長を据えていることを嘆かわしく思います。彼女は労働者や女性や民主主義の代表者ではありません。専制独裁国家をサポートする国家的御用組合の代表者であります。

何をえらそうに「容認できない」ですか。自分を何様と思っているのか、こんな連合会長こそ、容認できません。

ニュースにもあるように、連合東京は自主投票を決めたようですが、特定候補の積極的支援ではないものの、それはそれで連合の組合員の自主性に任せるってことでいいと思います。まだそこには「自由」があります。

 

私は立憲民主党を応援する身ですが、立憲民主党共産党社民党、れいわ新選組が連携して政権交代を実現してもらうことがいま最も清潔で現実的なことだと思います。

さもないと、自民、公明、維新の連立によるおぞましい政権が出来上がってしまいます。日本が壊れてしまいます、「悲劇」です。

賢明な連合に属する労働者たちは、そんなおぞましい政権を望んでいない自由人たちばかりだと思いますが、芳野会長にはそのことが全く分からないでようあります。芳野は「共産党」という文字を見るだけで血液が逆流するようですね、「悲劇」に手を貸すだけの存在であります。早く辞めるべきです。

 

昨日の選挙結果はまずまずの結果で→都民ファと大阪維新にNG

東京15区補選 酒井菜摘応援団(左から)宇都宮、櫛渕、福島、酒井、田村、蓮舫、吉田はるみ

昨日の選挙結果。

東京の目黒区長選挙は、現職が当選したようで、目黒区美術館の取り壊し再開発に唯一反対していた西崎翔候補(立憲民主党推薦)は当選成りませんでした、残念。

それはともかく、小池都百合子が推す「伊藤ゆう」が落選したことはまことに喜ばしいことです。

この伊藤が都議会の文教委員会で共産党の女性都議に対してヤジりまくっている動画をYoutubeで見ましたが、ああいうごろつきを区長に選ばなかった目黒区民は偉かったというほかないでしょう。

それにしても、そんな伊藤を推していた小池百合子は、やはり下司の極みと言うしかありません。

28日に投開票を迎える東京15区の衆院補欠選挙でも小池が推す乙武洋匡氏が大苦戦のようですので、2週連続で小池推しが落選したら、7月に予定されている東京都知事選に現職の小池が苦戦することに「弾み」がつくような現象になり愉快であります。

まあこの期に及んで、小池が都知事選に出馬してくることはないと思いますけど...。

それにしても、東京15区の立候補者の顔ぶれを見ると、立憲民主党推薦の酒井菜摘候補と元参議員の須藤元気以外は、まともな候補者ではないような気もしますがいかがでしょうか。

酒井菜摘は、立憲民主が推薦をし、共産と社民も支援をしていて、このまま先頭でゴールテープを切ってほしいと願っています。

一方で、大阪の大東市長選挙では、逢坂伸子が初当選し、大阪維新の候補が見事に落選しました。

この大東市は、維新の幹事長藤田の地元選挙区(大阪12区)なのですが、維新の候補は藤田の必死の応援もむなしく膝から崩れ落ちたようです。

大東市長選での敗北は、大阪万博の失敗がほぼ確実になり、維新の威信が失墜してきたことの表れでこれまた誠に喜ばしいことであります。

ということで、日曜日の選挙結果はまずまずの出来でありました。