遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ディープインパクトな夏

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 私は、夏競馬はいつもお休み。

 ディープインパクト、今は帰郷しているのだろうな。

 彼は、秋の菊花賞を勝利すると、史上6頭目の「三冠馬」になる。

 過去の5頭は、ものおぼえの悪い私でさえ、そらで言える。
 セントライトシンザンミスターシービーシンボリルドルフナリタブライアン
 もっとも、セントライト以外は、オンタイムで見ているのだから当たり前か。

 で、暑い夏場をどう乗り切るかが、三冠馬になるための最も重要な課題なのである。
  1.普段どおりの生活で夏をすごす
  2.生まれ故郷で放牧し、疲れを取る
  3.北海道の競馬場で、休養しつつトレーニングする

という、典型的な3つの選択肢がある。

 ディープインパクトにあてはめると、
1.滋賀県栗東トレーニングセンターでエアコン付の生活をする
  遠距離移動(かなりリスキー)を避けるというメリットがある

2.生まれ故郷の北海道でしばしのんびりする
   彼の故郷は、画像の北海道ノーザンファーム早来である。
   http://www.northernfarm.jp/cgi-bin/index.cgi

3.北海道の競馬場で、休養しつつトレーニングする

 私は2.を選択したのだろうなと思っていたら、放牧されずに、札幌競馬場でプール・トレーニングなどで、臨戦状態に近づけているとの新聞報道。

つまり、3.を選択したのである。

 何しろここまでデビュー以来5戦無敗の快進撃。
 次のレースまで、今までのリズムを崩さないようにと、彼の関係者たちは考えたようである。
 エアコンの要らない北海道の環境で、しかし、完全に放電しないように、まさに「手綱をゆるめない」方法をとったようである。

 その選択が正しかったのかどうかは、誰にも分からない。

 菊花賞で敗れれば、夏の過ごし方が悪かったのだろうか、と敗因の一つに挙げられるであろうが…。

 武豊が、三冠ジョッキーになれるか、というのも注目の的である。

 関係者でなくてよかった。けど、三冠馬の誕生を祈る。