あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」。私はいい企画展だと思ったし、中止などしなくてもよかったと思っている。
今回の騒動で、最も客観的に論評していたのが、10日(土)の朝日の宮台真司の論評だった。クレームをつけ騒ぐ世間の動きは警察マターだし、金を出し口も出す政治家を愚かしいと批判し、企画展の事務局と津田大介の甘さと未熟さにも苦言を呈している。
YouTubeでも、1時間にわたって朝日の自分の意見記事について宮台は詳しく論評していた。
「企画展の事務局と津田大介の甘さと未熟さ」についてなるほどと納得できたし、そもそも芸術(アート)とは「社会の外にあって、宇宙から俯瞰するようなもの」だという概念に膝を打った。
「表現の自由」を守るためにはそれ相応の覚悟と準備が必要だ
それにしても、くだらない話だと1分も聞く耳を持たないのに、ためになる面白い話は1時間でもとても短く感じるのであった。