遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いよいよ10連休ですね

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「私定時で帰ります」と職場を後にできる人は、テレビドラマの中だけの世界か。

私はほぼ定時で帰っていた時期が長く、「なんで残業しないのか?」と上司に指摘されて大ゲンカした経験がある。仕事がないのに残る意味がない、というのが私の主張だった。

ちょっと体がきつくなってきたので有給休暇を取る、というのも今の厳しい職場事情では無理なのかなあ。有給休暇を取って適度にリフレッシュしたほうが、生産性が上がるという経験値を私は持つので、人手不足で大変だろうが、経営者は職員の休暇について考えを改めたほうがいいのではないだろうか。

2015年の話だが、どこかの何かのコンサルが(今べたら木島洋嗣という名前だった)「しかし、普段お金がない、時間がないとか言ってる人が、なんでお盆の、飛行機も新幹線もホテルも旅館も、スーパースーパーめっちゃ高い時に旅行するんだろうか・・・。僕はこんな贅沢なお金の使い方は絶対にできないから、絶対にお盆に日本で旅行なんか絶対に絶対にできない。」とつぶやいた。

ゴールデンウィークやお盆にしか休めない人がほとんどなのに、そんなこともわからないでコンサルタントなどするな、と当時思ったものだ。

そしたら、堀江貴文がそのコンサルの肩を持って「バカは金の使い方が下手」とつぶやいたものだから自身も炎上した。

私の現役時代は、職場で交代で連続休暇を取って旅行を楽しんだものだが、子どもたちと一緒の家族旅行なら夏休みや冬休み・春休みなどの割高なシーズンになるのは仕方がないことだった。

少々金がかかっても、休みのとり方に自由度がないからハイシーズンに家族旅行をしなければならないのだ。私たち庶民は金の使い方を知らないバカではなくて、好きに休みが取れない自由のない弱い存在であることの対価として割高な旅行代金を払っているのだ。

ということで、もうすぐ史上最大で最長の連休が始まろうとしている。ゴールデンウィークを凌駕するプラチナウィークか。

聞くところによると、10連休に滞るはずの仕事を前もって処理するがために、いまハードワークにいそしんでいる人も多いようだ。お疲れさま。あと3日ほどガンバってください。

連休だからと旅に出る人も、のんびりと家で休養をする人も、とにかくゆっくりゆったり休んでいただきたい。