遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

神道を教える小学校と政治スキャンダル

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大阪の豊中市にこの春開校予定の小学校「瑞穂の國記念小學院」。

この学校法人(「森友学園」)の理事長が経営する塚本幼稚園は、園児に教育勅語を暗唱させることで有名。理事長の名を籠池泰典といい、彼は日本会議の大阪支部長だという。
籠池泰典は、昨年の秋にはなぜか稲田防衛大臣から「感謝状」を贈られている。

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その籠池泰典が開く小学校が、瑞穂の國記念小學院で、名誉校長があの安倍昭恵安倍総理夫人)である。彼女の顔写真付きで、この小学校の理念が語られ、生徒募集が行われている。

まあここまでの情報は、別にどうでもいい予備的な情報。こんなしょぼい学校や幼稚園に高い授業料を払って通わせようが、自衛隊に入らせようが親の自由だからどうでもいい。私の身内や知人にはきちんと忠告するけれども。

問題なのは、ここから。

この豊中で開校する瑞穂の國記念小學院予定地は、国有地だったこと。そしてその払い下げ価格が、周辺の土地価格の10分の1程度の価格だったこと。それが大問題なのである。

土地の価格はまだはっきりしないのだが、民進党財務省などに当たって現在調査中だという。

国有財産は、通常は入札で売却するし、予定最低価格なども設定されているものだが、ここの土地については任意売却されという。競争原理なしに、特定の買い手に相対価格で売却したようなのだ。

これは大問題である。もし、日本会議の関係者ということで実勢価格の1割の価格で売却されたのなら、とんでもないスキャンダルである。安倍昭恵が名誉校長で、稲田朋美が感謝状を贈呈した理事長に関係する法人への土地払下げというのなら、一大政治スキャンダルもいいとこである。

野党は徹底的にこの問題を追及するべし。

役人の首が飛ぶくらいでは済まない、この小学校が開校できないくらいでも済まない、安倍と稲田と日本会議スキャンダルにしてみるべきだ。がんばれ野党!


学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か


塚本幼稚園幼児教育学園