ミッツ:私たちははじかれ者というか、男にモテないやつらが自虐的にやったのが女装なんですよ。2丁目的な同性愛のヒエラルキーの中では、最下層なんです。
林:そうなんですか。初めて知りました。
ミッツ:トップは、顔がよくて筋肉があってファッションセンスがよくて、お金も持っているゲイの人。
林:そういう方ってどこにいるのかしら。
ミッツ:2丁目にもいますし、どこにでもいるんじゃないですか(笑)。
私がショックだったのは、ミッツ(おそらくマツコも)が自分たちが「最下層」だと言ったこと。私は彼女たちが最上級とは思ってなかったけど、自虐的とはいえ最下層だと言ったことに驚いた。
そういえば、確かになるほど、「顔がよくて筋肉があってファッションセンスがよくて、お金も持っている人たち」がゲイのトップだと思う。思い当たる節があるという程度なんだけど、うなずける話だ。私は昔からゲイの人に好感をもたれるタイプだったからうなずける。といっても通りすがりや偶然出会ったゲイの人たちに、瞬間的に好感をもたれただけのことだけど。
そこで、また昭和のセクハラおやじ発言が話題になっている。
■「おかまに行政支援は不要」市議が発言撤回 新潟・三条(朝日新聞デジタル 2016年3月14日)
66歳の三条市議(自民クラブ)が、地元コミュニティーFM局(支援予算286万円)の男性パーソナリティーについて「おかまと聞いている。行政が支援することはないのではないか」と発言して、批判を浴びて発言を撤回したという。
この世は、ミッツがいうところの「どこにでもいる」ゲイの方も含めて成り立っている多様性(ダイバーシティ)社会なんだから、それに思いが至らない想像力の働かない議員は、即刻退場しなさい。
これは何も三条市議だけの話ではなく、銭勘定しか能のない昭和のおやじ議員は永田町をはじめ全国に無数に存在する。まったく公費の無駄だ。即刻退場しなさい!