休日の楽しみのひとつが、無精ひげ。
毎日ひげを剃らなければならない煩わしさから解放される楽しみ。
ひげを剃らなくても風呂に入らなくても死にはしない。
隠遁生活で他人に会わない一人暮らしでも、風呂に入らないと実害が小さくないが、しかし、
ひげを剃らなくてもわが身に降りかかる実害は限定的。
私にはかっこよいひげは生えてこない気がするが、
勤め先が認めてくれれば、イチロー程度の無精ひげならいいのにと思う。
生やせば生やしたなりに、「無精」ではなくなって手入れがいるのかもしれないけれど。
それと、面倒なのが散髪。
仕事を辞めればヘアカットは自宅でやりたい。
自宅には仕事をやめた男、私の父親が同居していて、
私の通う大衆的理容店に、2ヶ月に1回程度、
女房が車で送り迎えをして、散髪をしていた。
そこで、父親本人の同意を得て、自宅でのヘアカットを挙行することにした。
そのためのツールが、ご覧のバリカン。
オペレーターはうちの奥さんで、もう3回ほど父親のカットに挑戦している。
仕上がり具合は、特段まずくもなく、上々の出来。
バリカンの底部分に取り付けられるアタッチメントの厚さが、
2cmから7cmに設定できるので、均一の長さに髪をカットできる。
このバリカンは4700円で、1回1500円の散髪代だったので、
ほぼ元を取り返している。
さすがに私は今はまだ現役のサラリーマンなので、女房の散髪屋にお願いしないが、
父親の頭を借りて腕を上げてもらって、将来の私のヘアカットに備えてもらう。