遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

岐阜県美術館

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ランチの後は、岐阜県美術館へ。

図書館地下の無料駐車場に車を入れ、お隣の美術館へ歩を運ぶ。

現在は、常設展を開催中。


藤島武二熊谷守一荻須高徳オディロン・ルドン、エミール・ベルナール、

ジョルジュ・ルオー、ジュール・パスキン、藤田嗣治、加藤東一、

川合玉堂前田青邨、川﨑小虎、佐藤忠良、等々

お宝をたっぷり見せていただいた。


休憩ゾーンには、ハリー・ベルトイアのワイヤー・チェアが無造作に置かれ、

でもその座り心地にうっとり。

デザイン版権が切れたジェネリック製品でもいいので、

同じものを買おうかと思わせる優れものだった。

そのチェア本体を撮りたかったが、

それに座ってケイタイを操作する少し大きめのご婦人がじゃまで、

願いはかなわなかった。


そのチェアの横には、これまた無造作に

「FUNE」というタイトルのオブジェが置かれている。

キャプションには「日比野克彦とボランティア・来館者作」とある、

「そうだそうだ、日比野は岐阜の出身だった」と思い出したしだいである。


休日にもかかわらず訪れる人は少なくて、

静かな森のような美術館のひと時であった。


画像は、左半分美術館の内外と、右が日比野克彦の「FUNE」。