遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祇園祭り

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    祇園祭り      



梅雨明け宣言はまだ発せられていないが、関西は夏真っ盛り。

気がつけば、今日は祇園祭宵山で、明日は山鉾巡行であった。


15年以上前、私は御池通(おいけどおり)に面した職場に数年いた。

この通りは、京都の東西を貫く目抜き通りで、

山鉾巡行のメインストリートでもある。


御池通と平行して数百メートル南を東西に走るのが「四条通」で、

さらに南を東西に走るのが「松原通」である。

この3本の東西の通りと交わる、南北を走る大通りが「烏丸通(からすまどおり)」。


いつのまにかこの烏丸通界隈の鉾町に鉾や山が立ち並び、

その光景を目にした私は、ああそろそろ梅雨が明けるなと嬉しくなったものだ。


応仁の乱第二次世界大戦時には、祭りは中止になったようであるが、

一千年以上もの間、この季節になると町衆は、綿々と粛々と鉾や山を立ててきた。


京都の町衆の伝統を守る底力は、大変なものである。

平和が続くことを祈るばかりである。




       街     作詞・作曲 高石ともや

     下駄の音 路地裏どうり 雨上がりの屋根 
     窓越しの手まり唄 お下げ髪の 思い出

     (繰り返し)
     この街が好きさ 君がいるから 
     この街が好きさ 君の微笑みあるから


     街の角 喫茶店 古い美術館
     山かげの細い道 初恋の涙
     (繰り返し)

     夕焼けの雲 五重の塔 石畳の鳩
     プラタナスの道で 君を待ちながら
     (繰り返し)

     大学通り 流れる川 走る 路面電車
     背の低い山を見て 君と僕の明日
     (繰り返し)}

例年「宵々山コンサート」が円山公園音楽堂で開催される。
「街」は、そのコンサートのメインテーマ曲である。
詞もメロディも素晴らしい、麗しき京都賛歌でもある。