遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

昨日の選挙結果はまずまずの結果で→都民ファと大阪維新にNG

東京15区補選 酒井菜摘応援団(左から)宇都宮、櫛渕、福島、酒井、田村、蓮舫、吉田はるみ

昨日の選挙結果。

東京の目黒区長選挙は、現職が当選したようで、目黒区美術館の取り壊し再開発に唯一反対していた西崎翔候補(立憲民主党推薦)は当選成りませんでした、残念。

それはともかく、小池都百合子が推す「伊藤ゆう」が落選したことはまことに喜ばしいことです。

この伊藤が都議会の文教委員会で共産党の女性都議に対してヤジりまくっている動画をYoutubeで見ましたが、ああいうごろつきを区長に選ばなかった目黒区民は偉かったというほかないでしょう。

それにしても、そんな伊藤を推していた小池百合子は、やはり下司の極みと言うしかありません。

28日に投開票を迎える東京15区の衆院補欠選挙でも小池が推す乙武洋匡氏が大苦戦のようですので、2週連続で小池推しが落選したら、7月に予定されている東京都知事選に現職の小池が苦戦することに「弾み」がつくような現象になり愉快であります。

まあこの期に及んで、小池が都知事選に出馬してくることはないと思いますけど...。

それにしても、東京15区の立候補者の顔ぶれを見ると、立憲民主党推薦の酒井菜摘候補と元参議員の須藤元気以外は、まともな候補者ではないような気もしますがいかがでしょうか。

酒井菜摘は、立憲民主が推薦をし、共産と社民も支援をしていて、このまま先頭でゴールテープを切ってほしいと願っています。

一方で、大阪の大東市長選挙では、逢坂伸子が初当選し、大阪維新の候補が見事に落選しました。

この大東市は、維新の幹事長藤田の地元選挙区(大阪12区)なのですが、維新の候補は藤田の必死の応援もむなしく膝から崩れ落ちたようです。

大東市長選での敗北は、大阪万博の失敗がほぼ確実になり、維新の威信が失墜してきたことの表れでこれまた誠に喜ばしいことであります。

ということで、日曜日の選挙結果はまずまずの出来でありました。

今週の書評本 全67冊(2024/4/15~4/21掲載分 週刊9誌&新聞3紙)

毎週日曜日は、この一週間(4/15~4/21)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。

今週の書評本

*表示凡例
掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数
書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示)

サンデー毎日「遠回りの読書」: 4/28 号 2 冊
はじめての橋本治千木良悠子 河出書房新社 3,850
1日1つ、読んでおけばちょっと安心! ビジネスマン超入門365 林雄司ヨシタケシンスケ 太田出版 1,650

女性自身「今週のあなたを開く本」: 4/30 号 4 冊
夜露がたり 砂原浩太朗 新潮社 1,925
歩山録 上出遼平 講談社 1,870
植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま 日本植物生理学会 講談社ブルーバックス 1,100
茶柱の立つところ 小林聡美 文藝春秋 1,650

女性セブン「セブンズライブラリー」: 5/2 号 4 冊
あなたの言葉を 辻村深月 毎日新聞出版 1,540
あきらめる 山崎ナオコーラ 小学館 1,980
高橋留美子傑作集 金の力 高橋留美子 小学館 1,595
名探偵のままでいて 小西マサテル 宝島社文庫 880

週刊現代 (今週号はお休み) 

週刊ポスト (今週号はお休み) 

週刊新潮「Bookwormの読書万巻」: 4/25 号 12 冊
中学受験をして本当によかったのか? 10年後に後悔しない親の心得 小山美香 実務教育出版 1,760
埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち 高柳聡子 書肆侃侃房 2,200
定食屋「雑」 原田ひ香 双葉社 1,760
ネオ日本食 トミヤマユキコ リトルモア 1,980
美しく枯れる。 玉袋 筋太郎 KADOKAWA 1,760
老人ホーム 一夜の出来事 B・S・ジョンソン 創元ライブラリ 1,540
頭上運搬を追って 失われゆく身体技法 三砂ちづる 光文社新書 946
暗室 吉行淳之介 講談社文芸文庫 1,540
今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点 古沢広祐 WAVE出版 1,760
三淵嘉子 日本法曹界に女性活躍の道を拓いた「トラママ青山誠 角川文庫 858
日本ワイン産業紀行 叶芳和 藤原書店 2,970
大きな写真で見る! 新幹線ビジュアルブック レイルウエイズ グラフィック グラフィック社 2,530

週刊文春「文春図書館」: 4/25 号 10 冊
DJヒロヒト 高橋源一郎 新潮社 4,180
ここはすべての夜明けまえ 間宮改衣 早川書房 1,430
嘘つき姫 坂崎かおる 河出書房新社 1,870
あの夏が教えてくれた アレン・エスケンス 創元推理文庫 1,386
ビリー・サマーズ(上・下) スティーヴン・キング 文藝春秋 各2,970
世界はラテン語でできている ラテン語さん SB新書 990
あきらめる 山崎ナオコーラ 小学館 1,980
時は立ちどまらない 東日本大震災三部作 山田太一 大和書房 2,420
大阪 喫茶店クロニクル 個性に満ちた憩いのワンダーランド 田中慶一 淡交社 2,200
ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇 三田紀房 講談社 1,760

週刊エコノミスト(今週号はお休み) 

週刊東洋経済「話題の本」: 4/13 号 6 冊
妻に稼がれる夫のジレンマ 共働き夫婦の性別役割意識をめぐって 小西一禎 ちくま新書 990
国境と人類 文明誕生以来の難問 ジェイムズ・クロフォード 河出書房新社 3,498
ジェンダー史10講 姫岡とし子 岩波新書 1,056
「思考法」の必読書50冊、1冊で図解してみた 鈴木博毅、たきれい 東洋経済新報社 1,980
戦後政治と温泉 箱根、伊豆に出現した濃密な政治空間 原武史 中央公論新社 2,200
Science Fictions あなたが知らない科学の真実 スチュアート・リッチー ダイヤモンド社 2,090

朝日新聞: 4/20 朝刊 11 冊
世界は経営でできている 岩尾俊兵 講談社現代新書 990
ケアリング・デモクラシー 市場、平等、正義 ジョアン・C・トロント 勁草書房 3,740
嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する 山本圭 光文社新書 946
Mine! 私たちを支配する「所有」のルール マイケル・ヘラー、 ジェームズ・ザルツマン 早川書房 2,310
満腹の惑星 誰が飯にありつけるのか 木村聡 弦書房 2,310
定食屋「雑」 原田ひ香 双葉社 1,760
みどりいせき 大田ステファニー歓人 集英社 1,870
スター・シェイカ人間六度 ハヤカワ文庫JA 1,210
ソリッドステート・オーバーライド 江波光則 ガガガ文庫 957
夜の人々 エドワード・アンダースン 新潮文庫 880
町の本屋という物語 定有堂書店の43年 奈良敏行、三砂慶明 作品社 2,420

毎日新聞: 4/20 朝刊 8 冊
神論 現代一神教神学序説 中田考 作品社 3,960
マッカーサー 20世紀アメリカ最高の軍司令官なのか リチャード・B・フランク 中公選書 2,530
人が人を罰するということ 自由と責任の哲学入門 山口尚 ちくま新書 1,012
Mine! 私たちを支配する「所有」のルール マイケル・ヘラー、 ジェームズ・ザルツマン 早川書房 2,310
キャラメル工場から 佐多稲子傑作短篇集 佐久間文子 ちくま文庫 968
スプートニクの恋人 村上春樹 講談社文庫 748
川のある街 江國香織 朝日新聞出版 1,870
藤沢周連作短編集 藤沢周 春陽堂書店 1,980

読売新聞: 4/21 朝刊 10 冊
未解決殺人クラブ 市民探偵たちの執念と正義の実録集 ニコラ・ストウ 大和書房 2,640
日本思想史と現在 渡辺浩 筑摩選書 2,090
西行 歌と旅と人生 寺澤行忠 新潮選書 1,760
夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす 池谷裕二 講談社 1,750
恐るべき緑 ベンハミン・ラバトゥッツ 白水社 2,750
武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか ヘンリー・ファレル、アブラハム・ニューマン 日経BP 2,750
ユーラシア東方の多極共存時代 大モンゴル以前 古松崇志 名古屋大学出版会 14,300
おみくじの歴史 神仏のお告げはなぜ詩歌なのか 平野多恵 吉川弘文館 2,090
カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」 室橋裕和 集英社新書 1,320
日本の図像 刺青 濱田信義 パイインターナショナル 3,080

以上

東京都・いなば食品・佐世保実業 女帝のパワハラで退職者続出

小池百合子学歴詐称関連の動画「はがれ落ちる虚飾 小池都知事 ~元都庁幹部」を見ていたら、都庁の元幹部職員だった方がいろいろ面白い話を聞かせてくれました。その動画の最後の方のエピソードをご紹介。

《1年前の3月末に、小池知事のお膝元の政策企画局の職員が30人退職した。エリートが集まる部局だが、能力を発揮できない希望を持てないという理由で退職したようだ。
30人が一度に退職するというのは一大事。
小池サイドからいろんな矢が飛んでくる、なんでこんなことしなきゃいけないのか分からないまま、とにかくやれといつまでにやれというプレッシャーだけかけられていた。一例を言うと、「空飛ぶ自動車」の開発をしろといわれた。都には、空飛ぶ自動車を担当している部署がある。
部長級は本庁には行きたくない、出先の方がいいと言っている。》


小池百合子、選挙では大量得票できるけど、都政に発揮する能力はゼロのようです。

ゼロと言えば、8年前に掲げた選挙公約「7つのゼロ」の達成度はいまだにほぼゼロのようで、嘘八百を並べて当選するのは東京も大阪の知事も同じ穴のムジナのようです。

今回の学歴詐称問題の火付け役で元側近の小島敏郎は、来たる7月の都知事選に「カイロ大学卒業」と明記して小池が選挙に出た場合、公職選挙法違反の罪で刑事告発する可能性を示唆していますので、楽しい都知事選になりそうですね。

それにしても、無能の上にわけの分からないことばかり言っている女帝知事とその周辺のごろつきがいる限り、都庁の職員の未来はないようです。現千代田区長の樋口高顕や目黒区長選の立候補者伊藤ゆうもそのごろつきの一人らしいので気を付けたいですね。


次なる女帝は、いなば食品の会長

今年のいなば食品の内定者19人のうち、実に17人が入社を辞退したそうです。

あてがわれた社宅がボロ家で、総合職で入社したはずが一般職に振り替えられていて、希望が持てない理由で入社事態のようです。

会長は社長の妻(50代)で、入社してきたイケメン男子社員を周辺にはべらす僻についてもいろいろ取りざたされていて、もちろんのこと経営能力はゼロのようです。

にもかかわらず夫である社長は何も言えないようで、今後主力商品の「チュール」の不買運動も想定されますので、世のネコちゃんたちも困っているとかいないとか。

 

最後の女帝は、佐世保実業高校の理事長

この高校では、理事長(40代)のパワハラが影響で5年間に78人もの教職員が退職したのだそうです。

2023年度だけでも21人が退職しており、ことし3月に学校が教職員を対象にアンケート調査を実施したところ、理事長から「無視された」「書類を投げられた」「2時間以上説教された」「屋上から飛び降りるか聞かれた」など日常的なパワハラを訴える回答が多数あったということです。

また理事長の言動が原因で精神的な疾患をわずらい退職した教職員も複数おり、周囲の注意にも聞く耳を持たない態度が続いていたということです。

この理事長、教育精神も経営能力も人権意識もすべてゼロののようです。

さいわい、この理事長は職を辞するようですから、生徒たちにすればまた平和な学校生活が戻ってくるようです。


ということで、ご紹介した3人の女パワハラ帝は職を辞して、立派な女性がたくさん出ている「虎に翼」でも見て、頭の中をリセットしてみてはいかがでしょうか。

先人たちが女性としての地位を確保するのに、いかに困難な道を歩いてきたか。このことをを思い知ってほしいものです。