遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

14色で油彩独学スタート

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私の周辺男子、定年退職後は美大の成人コースに通おうと、
週一回、文化センターの日本画コースに通っております。

実は順序は逆で、日本画コースの先生に、定年後はうちの大学に来ないかと誘われたようであります。
彼は日本画を始めてまだ1年くらいだったと思いますが、もうすぐ入学のための面接があるようで、
その際に自分の作品を3点見せなければならないと言っておりました。

頼んでも彼は自作品を見せてはくれませんので、腕のほどは分かりませんが、
伊藤若冲だってスロースターターでしたから、けっこうなことであります。
来春には60歳にして学割定期券を買って通学を始める予定なんだそうです。

その向こうを張ってでもないのですが、私もついに油絵を始めました。

YouTubeで出会った素人画家氏の製作風景を観ていて、長年の思いを実現しようと、
道具をそろえて描きだしました。

その「YouTube素人画家氏」が、油彩スタートのための道具、
絵の具、筆、オイル、パレット、キャンバスなどについても丁寧に映像を製作して指導してくれていて、
あまりよく分かっていない素人の私は彼のお勧めの通り道具もそろえました。

上の画像は私のそろえた絵の具の色見本です。

クリムソンレーキ、カドミウムレッド、イエローオーカー、
カドミウムイエロー、ビリジャン、カドミウムグリーン、
コバルトブルー、セルリアンブルー、ウルトラマリンブルー、
ローシェンナー、バーントアンバー、バーントシェンナー

青系や茶色系は3本もいるのかなという感じですが、「YouTube素人画家氏」のおっしゃるとおりに、
アイボリーブラックとシルバーホワイトを加えて、計14色でスタートしました。

何を書いていいのかよく分かりませんので、これまた、「YouTube素人画家氏」が模写されていた、
セザンヌの風景画の模写から始めました。(独学で始めるのが素晴らしいというか無謀というか・・・)

機会があれば作品をお見せしますが(その機会はやって来ないかもしれませんが)、
セザンヌの色使いに感心してしまいました。

ネットの混色表で少し学習するまで、色のつくり方さえよく分かりませんでしたが、
それに加えて、模写でさえ色の使いかたが難しくて難しくて挫折しそうであります。

定年退職まで1年半ですが、美大に入学して果たして学割定期が買えるかなあ(冗談ですが)。