遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本女子オープンゴルフ2012

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自宅付近は台風が近づいていて、風が吹き荒れる中、
昨日の日曜日は、横浜で開かれていたゴルフ日本女子オープンをテレビ観戦。

お気に入りの森田理香子は、決勝に進んだものの、ほぼ最下位近くにいてテレビ画面に登場すらしない。
仕方がないので、若いのに貫録十分な姉御宮里美香を応援しながら、ゴルフ鑑賞三昧。

しかし応援の甲斐もなく、中国のフォン・シャンシャンが優勝。彼女は、今年3勝目。
最も大きな大会を制した。

これで、今日までの日本のツアーは、
日本人選手13勝、韓国人選手12勝、中国人選手3勝という勝利配分になった。
中国人の3勝は、もちろん、フォン・シャンシャンの3勝である。

尖閣竹島の領土問題で、中国と韓国とはプチ冷戦状態の日本。
でも横浜カントリークラブのフェアウェーではそんなこと無関係だった。
マナーのいいギャラリーは、国籍に関係なく、選手達に惜しみない拍手や声援を送った。

そういえば、日馬富士横綱昇進を決定付けた先週の国技館でも、
千秋楽の優勝が決まる取組に土俵に上がったモンゴルの2力士へ、
ものすごい声援が送られていた。

こういった拍手や声援が「魂が行き来する道筋」と呼べるものなのである。

フォン・シャンシャン、まだあどけない表情で、わたし的には好感度満点。
大きな体で器用なクラブ扱いをする素晴らしいゴルファーである。

でももう3勝もしたのだから、残りの試合は日本人に譲ってあげましょう(冗談)。
おめでとう。