2023年度文学賞受賞「小説（中堅作家）・ノンフィクション等」全24作一覧

年明けから、当記事では2023年度の「新人文学賞」や「公募新人賞」の受賞作を紹介してきました。

今回は、第3弾（2023年度完結）として「一般文学賞」や「ノンフィクション賞」（全24作）の受賞作を紹介します。そうそうたる選考委員に選ばれし中堅作家たちの受賞作品一覧です。

私も何冊か読みましたが、どれか手にとって読まれることをお薦めいたします。

2023年　文学賞（◆純文学、◆大衆文学、◆総合・ノンフィクションなど）

▼一般文学賞▲

◆野間文芸賞 　主催　講談社
第76回（2023年）
川上弘美『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』
〇選考委員；奥泉光、佐伯一麦、多和田葉子、町田康、三浦雅士

◆毎日出版文化賞 　主催　毎日新聞社
第77回（2023年）
文学・芸術部門
多和田葉子『太陽諸島』
〇選考委員；鷲田清一、角田光代、佐伯一麦、瀧浪貞子、西垣通、沼野充義など

◆読売文学賞 　主催　読売新聞社
第74回（2022年）
小説賞
佐藤亜紀『喜べ、幸いなる魂よ』
随筆・紀行賞
沢木耕太郎『天路の旅人』
評論・伝記賞
尾崎真理子『大江健三郎の『義』』
〇選考委員；池澤夏樹、岩松了、荻野アンナ、川上弘美、川村湊、高橋睦郎、辻原登、松浦寿輝、若島正、渡辺保

◆日本推理作家協会賞 　主催　日本推理作家協会
第76回（2023年）
長編および連作短編集部門
芦沢央『夜の道標』
小川哲『君のクイズ』
〇選考委員；薬丸岳、喜国雅彦、今野敏、柴田哲孝、月村了衛、湊かなえ
短編部門
西澤保彦『異分子の彼女』
〇選考委員；真保裕一、北村薫、恒川光太郎、法月綸太郎、馳星周、柚月裕子

◆司馬遼太郎賞 　主催　司馬遼太郎記念財団
第27回（2023年）
岡典子『沈黙の勇者たちユダヤ人を救ったドイツ市民の戦い』
〇選考委員；安部龍太郎、井上章一、後藤正治、辻原登、柳田邦男

◆新田次郎文学賞 　主催　新田次郎記念会　
第42回（2023年度）
梶よう子『広重ぶるう』
〇選考委員；阿刀田高、西木正明、宮城谷昌光、諸田玲子

◆織田作之助賞 　主催　織田作之助賞実行委員会
第40回(2023年）
乗代雄介『それは誠』
〇選考委員；いしいしんじ、江南亜美子、重里徹也、芝井敬司、古川日出男

◆中央公論文芸賞 　主催　中央公論新社
第18回（2023年）
川越宗一『パシヨン』
佐藤賢一『チャンバラ』
〇選考委員；浅田次郎、渡辺淳一、林真理子、鹿島茂

◆吉川英治文庫賞 　主催　講談社
第8回（2023年）
上橋菜穂子『守り人』シリーズ
〇選考委員；出版社選考委員（15社各1名）、書評家選考委員（22名）、書店選考委員（14店各1名）

◆川端康成文学賞 　主催　川端康成記念会
第47回（2023年）
滝口悠生「反対方向行き」（『鉄道小説』に所収）
〇選考委員；荒川洋治、角田光代、辻原登、堀江敏幸、村田喜代子

◆大佛次郎賞 　主催　朝日新聞
第50回（2023年）
平山周吉『小津安二郎』
〇選考委員；後藤正治、斎藤美奈子、田中優子、辻原登、船橋洋一

◆本屋大賞 　主催　本屋大賞実行委員会
第20回（2023年）
凪良ゆう『汝、星のごとく』
〇選考委員；新刊を扱う書店（オンライン書店含む）の書店員が投票

▼ノンフィクション賞▲

◆大宅壮一ノンフィクション賞 　主催　文藝春秋
第54回（2023年）
伊沢理江『黒い海船は突然、深海へ消えた』
〇選考委員；梯久美子、後藤正治、佐藤優、出口治明、森健

◆開高健ノンフィクション賞 　主催　集英社
第21回（2023年）
青島顕『MOCT「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人』
〇選考委員；田中優子、茂木健一郎、藤沢周、森達也、姜尚中

◆講談社ノンフィクション賞
第45回（2023年）
伊沢理江『黒い海　船は突然、深海へ消えた』
〇選考委員；魚住昭、後藤正治、最相葉月、中沢新一、野村進

◆新潮ドキュメント賞 　主催　新潮社
第22回（2023年）
三浦英之『太陽の子日本がアフリカに置き去りにした秘密』
〇選考委員；池上彰、藤原正彦、櫻井よしこ、梯久美子、保阪正康

以上

遊びをせんとや生まれけむ