遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

#安倍晋三国葬強行は終わりの始まり

いよいよ3日後に近づいた安倍元首相の国葬ですが、「#安倍晋三国葬強行は終わりの始まり」とういうTwitterのトレンドが今を象徴しています。

お前らだけで何やってんだ?」という不信・不満の広範囲の霧が日本列島を覆っています。

反日が大嫌いな賢いネトウヨたちも、さすがに統一教会擁護に回ることなく静観(?)しているようで、食えなくなった学者や評論家やジャーナリストが自民党から「動員」されて統一教会擁護派になっただけのことのようです。いまや「官房機密費にたかっている知識人」たちと、右翼的な小児たちだけが統一教会を擁護しているということなのでしょうか。

話は少しそれますが、いまロシアから国境を越えて逃げ出した「兵士に動員されそうな一般人」は、卑怯者なのか賢人なのか複雑です。

プーチンを推していたくせに逃げ出している奴は、まごうことなき卑怯者ではないでしょうか。私は、「逃げ出したこと」ではなく「プーチンを推し」ていたことを、厳しく批判したいと思います。(不正選挙の側面もあるにはあるでしょうが...)

おまえたちが推したからこうなったのだ!」というロシアの現状は、タダれて無残になった今の日本と同じことだと思います。

さて、自民党憲法草案は、統一教会勝共連合)の目指すところと同じということが安倍の死後表に出てきましたが、自民党統一教会ロゴマークもまるで同じ構図なのには驚いてしまいます。
https://www.jimin.jp/aboutus/song_symbol/

政治ジャーナリストの角谷浩一は、「いまのままの自民党改憲草案では、憲法改正は絶望的」と言っていますが、それこそが「#安倍晋三国葬強行は終わりの始まり」ということの一つの現れです。
「選挙を手伝ってもらったぐらいなら、他の宗教団体と変わらないでしょう。ただ、これだけ、旧統一教会の考え方と自民党の改正草案が一致してしまうと、旧統一教会が自分たちの理想を実現しようと憲法に手を突っ込んだと見られかねません。
 自民党同性婚LGBT平等法に反対。さらに、旧統一教会の影響で、『子ども庁』が『子ども家庭庁』に名称変更されたと思わせてしまった。
 これでは、政教分離の原則から逸脱するだけでなく、政治が宗教に支配されているという印象を与えてしまう。もはや、自民党憲法改正草案を、『旧統一教会とは関係ない、私たちが考えたもの』と言い続けるには無理があります」

news.yahoo.co.jp

安倍元総理の死後、東京五輪汚職の逮捕者が続出したことなども、「#安倍晋三国葬強行は終わりの始まり」の一つの現れと言えるのではないでしょうか。

そして、3日後の国葬に反対する人たちが大勢を占めてきたことが、何かの終わりを表象している気がします。

ということで、国葬が行われようとも私たちの気持ちは一つになってきたように思うきょうこのごろであります。

朗読睡眠のおすすめ

以前にも記事にしたことがあったと思いますが「朗読睡眠」について記事にしたいと思います。

夜寝る前、布団に入ってまず枕元の小さなスピーカーにスイッチを入れて、Amazon musicSpotify(無料版)の音楽を聴きながら本を読みますが、すぐ眠くなって消灯します。

その際、スムーズに眠りに入るためにYoutubeの「朗読」(の動画)を聴くことにしています。

いまのところ不眠に悩まされてはいませんが、朗読を聴きながら眠りに入るという睡眠導入の方法を取っています。早朝にトイレなどで起きて二度寝するときにも「朗読」を聴きます。今朝も、6時頃にそれをし、今朝は「方丈記」(佐藤春夫現代語訳版)を聴きながらすぐ寝入って8時30分に起床しました。

朗読とは?
Youtubeには、朗読の動画を挙げている方がたくさんいて、「朗読」で検索すれば数えきれないほどヒットします。

一般的には、短篇・中編の小説が多くて、夏目漱石芥川龍之介太宰治菊池寛森鴎外島崎藤村宮沢賢治有島武郎山本周五郎などの誰もが知る巨匠の作品や、岡本かの子林芙美子岡本綺堂小川未明江戸川乱歩コナン・ドイル、O・ヘンリーなどの作家の死後50年(現在は死後70年)の著作権が切れた小説が朗読されています。

その他、英語の朗読や、有名事件を扱ったウィキペディアを朗読するとか、「心理学について」などのいわゆるハウツーものの朗読ジャンルもありますが、睡眠導入には普通の小説が適していると思います。

誰が朗読しているのか?
フリーのアナウンサーや、俳優や声優や、窪田等のような著名なナレーターや、読み聞かせに堪能なセミプロのような人や一般人が自らのチャンネルを開設していろいろアップしています。それぞれ個性的ですから、読み方や声の質でお好みによって選択肢は広いと思います。

私は女性の声が好きですし、文中の会話で女性役は女性に限ると思っていますので、女性の朗読者を聴くことが多くなります。

朗読で何を聴くか
私は、小説や古典の随筆の朗読を主に聴いています。初めて聴いたのが、梶井基次郎の「檸檬」でした。30分足らずの短い作品でしたが、何度最初から聴いても主人公が京都の街を歩いて「丸善」に着く前に眠りに落ちていましたから、「完読」するまでかなりの期間を要しました。

極端に短い短篇を除いて、適当にいろいろ聴いていますが、藤村の「夜明け前」は何度聴いても木曽の山の中から抜け出せないでいますので、完読・読了の達成感は必要なくて、熟睡のきっかけになればいいと思っています。

睡眠の妨げになりそうな、長時間に及ぶもの(朝まで朗読が終わっていない)や、ミステリーやホラー小説や官能小説は私の選択肢からは除外されます。

お気に入り作家の発見
睡眠導入とは関係なく、紙の本で読んだことのない岡本かの子林芙美子久生十蘭菊池寛は「青空文庫」で読み返したくなる作品群が多くて、とりわけ久生十蘭(ひさお じゅうらん)という初めて知った作家の作品は魅力的でした。岩波文庫で短編集が出ていたり「青空文庫」にも多くの作品が収められています。

ということで、勝間和代もすすめる「朗読睡眠」をおすすめします。


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

メダカの稚魚とゾウリムシの小宇宙

上の画像は、メダカの赤ちゃん(稚魚)で、その筋の方々(メダカを育てるプロ)はメダカの稚魚を「針子(はりこ)」と呼んでいます。

私としては、はじめて孵化した針子で、卵から孵化してまだ1週間前後です。一番早く孵った稚魚で全長1㎝くらいで、1ミリくらいの大きさからここまで成長しました。

孵化してしばらく稚魚は、ヨークサックというお腹に付いている袋状のものから栄養素を取って成長しますが、1~2日後からはエサを与える必要があります。

そこで私が稚魚のエサに選んだものが「ゾウリムシ」です。

ゾウリムシは自然界にいて、枯れ葉や古い藁などから水中で自然培養できるようなのですが、準備もなく時間もない私はAmazonでゾウリムシを買いました。ゾウリムシのエサとなるエビオスが10錠付いて送料込みで600円台で翌日に到着しましたので、稚魚にすぐ与えることでできました。

1㎜の稚魚が食べられるゾウリムシですが、目視できるほど群棲した状態で送られてきましたので、そのゾウリムシをタネにしてペットボトルで培養しています。

メダカの稚魚を育てるキャリアと、ゾウリムシを育てりキャリアはほぼ同じくらいで、1週間ほど経過していますが、双方ともまだ無事に生きていてくれています。

ゾウリムシの画像はさすがに絵にならないので割愛しますが、ゾウリムシにもエサが必要で、アサヒのエビオス錠やキリンの生茶が一般的だそうで、そのどちらも手元にない私はYoutuberに教えてもらった無調整豆乳を与え始めました。

ということで、夏の初めに手に入れた5匹の親メダカから生まれた卵が孵化して、いま50匹くらいの稚魚がバケツの中で元気に泳いでいまして、無数のゾウリムシが500mlのペットボトル5本の中で生命を維持しています。 

これはちょっとした小宇宙なのであります。