遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

万博大丈夫? メタンガス爆発はすでに7カ月前に大阪市内で起きていました!

今からちょうど7か月前、昨年の9月12日、大阪市西区の下水雨水処理場でガス爆発がありました。(上が爆発の瞬間の画像)

大阪ローカルの事故でさいわい死者や重傷者がいなかった(4人が軽いけが)ので、全国ニュースにはならなかったかもしれません。

下水道処理場にメタンガスの発生は必然ですが、この事故はそのメタンガスの発生が爆発の原因でした。爆発現場近くに止めてあった軽自動車は、屋根が吹き飛び横転していて、近隣住民に与えた影響は大きく、爆風の威力は大変なものだったようです。

当時はまだ残暑厳しい時期で、暑さで汚水から高濃度のガスが発生したと見られます。

明日から開幕の、大阪万博メタンガスの発生するごみ処理場の残土の上に会場が作られましたから、先週の「テストラン」でメタンガスが発生していることが招待客の持ち込んだ検知器で明らかになりましたので、対策が不十分なら開催は延期か中止するべきでしょう。

そもそも、メタンガス対策ということで30億円の追加予算が組まれたはずですが、その予算は何に使ったのかも明らかにしてもらいたいところです。

1980年の8月に静岡駅前で発生したガス爆発は大惨事を引き起こしましたが、あの爆発はまず地下のメタンガスが爆発を起こし、その爆風で都市ガスのガス管が破壊され吹き出した都市ガスが爆発しました。

《静岡駅前地下街爆発事故(しずおかえきまえちかがいばくはつじこ)は、1980年(昭和55年)8月16日(土曜日)に静岡県静岡市(現在の同市葵区)紺屋町にある国鉄(現・JR東海)静岡駅地下街でメタンガスおよび都市ガスの漏洩を原因として2度にわたりガス爆発が発生した都市災害である。
15人死亡 223人負傷》

また、1970年の大阪万博の開催直前の4月8日には、大阪市の天満で地下鉄工事中に漏れだした都市ガスがガス会社のパトロール車のスタータの火花により大爆発を起こし、これまた大爆発による災害が発生しました。これはメタンガスが原因の惨事ではありませんが、ガス爆発の怖さをもっともよく表している事故でありました。

天六ガス爆発事故 (てんろくガスばくはつじこ)は、1970年(昭和45年)4月8日17時45分頃、大阪府大阪市大淀区(現・北区)国分寺町菅栄町西交差点東側付近の大阪市営地下鉄2号線(現・Osaka Metro谷町線天神橋筋六丁目駅)建設工事現場[注 1]で起こったガス爆発事故である。
死者    79人 負傷者    420人》


吉村大阪府知事は、発生しているメタンガスは自然換気で十分だという認識を示しましたが、それは「イソジンでコロナ予防できる」論法と同じではないでしょうか。

ということで、今回だけは事故が起きても逃げられませんので、しっかり責任を取っていただきましょう。君にできるかな?

 

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