上の一覧表は、「斎藤元彦のパワハラとおねだり」に関する兵庫県職員アンケートの回答をまとめたものです。
それぞれの項目ごとに、どんな状況だったのかを回答の多い順にまとめてあります(作者不明)。
「怒る」の項目では
怒る 370
叱責 334
激怒 320
怒鳴る 148
激高 36
激昂 33
罵倒 32
怒り 29
怒鳴りつける 23
キレる 17
大声 14
舌打ち 10
罵声 8
怒声 6
憤怒 2
罵詈雑言 2
八つ当たり 2
激情 1
激怒 1
計 1429
というワードが並んでいますが、そのことを見聞きしたり噂で聞いたとする県職員が、独自のワードでそのことを表現した一覧表です。
こんな「おぞましいワード」がこんなにも羅列されたものを他に見たことがありませんが、兵庫県庁は想像を絶する職場だったと言わざるを得ません。
しかも斎藤元彦は、「厳しく注意したことがあるかもしれませんが...」というようなことを口にしていますが、組織のトップに立つ人間として不適格だ(あの橋下にさえそう言われています)と断言できます。多くの有権者に選ばれたとしても、斎藤のパワハラは許されるべきことではありません。
私は転職しないまま長く会社勤め(一流企業ではない)をしましたが、注意を受けたことはあっても、私だけに向かって怒鳴られた経験は1度か2度くらいです。それも、私が上司に抗議をした際の出来事でしたから、上司側からの口論を超えた怒声のようなものでした。
この兵庫県のアンケートの場合は、トップである知事からの一方的な言葉による攻撃的な侮辱だと推察できます。斎藤のみならず、斎藤に叱責されることを恐れた上司がその部下を叱るという負の連鎖も、県庁にまん延していたのではないでしょうか。
このようなおぞましい叱られ方を経験をされた人がこの日本にどれだけいるでしょう。しかも、斎藤が知事になってからわずか3年の間のことです。
知事周辺の人だけが「被害者」で、それも何度も怒鳴られているのかもしれませんが、直属の上司を飛び越えて、斎藤知事が課長などの中間管理職に会議の中で叱責したケースについて、先だって辞められた竹内議員の県の委員会で発言されていたことを聞いたことがありますから、被害者は広範囲に存在するのかもしれません。
それが、この「計1429」という数値にあらわれているのかもしれません。
しかも、そのほかに「投げる」「蹴る」「叩く」という行為も挙げられていますから、斎藤は鬼畜な知事という「噂話」ではない現実の話だったといえましょう。
そのような知事による県庁内の荒廃を何とかしようとして、定年退職前に公益通報したのが亡くなられた元県民局長だったわけです。
ということで、斎藤の公選法違反などで告発状が受理されましたが、斎藤知事やその周辺職員のパワハラによる被害(自死や心の病や辞職)について立件される日が来るのかどうか、注目に値します。