遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

おいしいご飯の炊き方

何日か前の天声人語は、今どきの若者が日本茶の入れ方が分からないと嘆いていた。
「お茶を家で作れるんですか」という若い母親がいたというエピソードも紹介していて、
「お茶を淹れる」という表現もできないのだということも併せて紹介していた。
 
急須を知らない若者もいて、急須を直接火にかける若者もいて、
お茶の葉でお茶を淹れることもできない若者もいるという。
 
この子たちの親たちは、忙しく生きていて家で子どもにお茶を淹れることもなかったのだろう。
 
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ここで、お茶からお米に話は変わる。
コメを研ぐときに、お湯や洗剤を使う猛者がいてももう驚かないほど私は修業を積んできたが、
偶然目にしたTVで、いまは米を「洗う」だけでいいことを知り少し驚いた。

カップでコメを測る→そのさいにカップを振らない(米の容量が変わるので)
水を入れそのまま捨て→水なしで20回かき回し
もう1回→水を入れそのまま捨て→水なしで20回かき回し
水が澄むまで水を入れて捨てる→もうかき回さない
すぐ水を炊飯の量に張って→釜で2時間水に漬け置き(夏場は30分程度)
そしてそのままスイッチオンで炊飯する
炊飯器炊き上がりのピー音は「蒸らしが終わった合図」なので、間髪を入れずまぜる

これを数千円の普通の炊飯器で実践して炊き上がったご飯を食べた芸人が、
自分の家にあるバカ高い炊飯器は何だったのかと、叫ぶ。
 
さっそくわが家でもその米洗いを実践。
いまはわが家でもおいしいご飯が食べられている。