遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

一期一会 Sweets for my SPITZ

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     一期一会 Sweets for my SPITZ
     オムニバス


     曲目リスト
       1.スピカ       (椎名林檎)
       2.ロビンソン     (羅針盤)
       3.楓         (松任谷由実)
       4.青い車       (ゲントウキ)
       5.冷たい頬      (中村一義)
       6.空も飛べるはず   (ぱぱぼっくす)
       7.夢追い虫      (セロファン)
       8.田舎の生活     (LOST IN TIME)
       9.うめぼし      (奥田民生)
       10.猫になりたい   (つじあやの)
       11.チェリー     (POLYSICS)
       12.Y         (GOING UNDER GROUND)
       13.夏の魔物     (小島麻由美)


いきなり、椎名林檎からはじまる、

スピッツのトリビュート・アルバムである。


私の「スピッツ」キャリアは、このアルバムが入門であった。

この後、本物の方を本格的に聴くことになるのである。


このアルバム、そうそうたるメンバーが、カヴァーをしている。


椎名林檎は、私の大好物である。

何を表現しても、「椎名林檎」色を決して失わないところが、

この人の偉いところか。ま、他のメンバーも同様だけど。



この中の「空も飛べるはず 」を歌うは、

女性リードボーカルを要する「ぱぱぼっくす」というグループ。

このリードボーカルがとってもイイ。


彼女達のオリジナルはまったく聴いたことがないが、

ボーカルの雰囲気が不思議な魅力である。

高音部のファルセットの表現が、

不安定な発声の一歩手前の、

ぎりぎりのところで踏みとどまっているような危うさがあり、

それがなんとも不思議な魅力あるものに仕上がっている。


アコーディオンバンドネオンかも)を伴奏に、

シンプルに仕立て上げたところも、素朴で素敵である。


世の中、隠れたイイアーティストが居るもんだ。


「猫になりたい」をカヴァーする、つじあやの

まるで自分のオリジナル曲のように、

いつもどおりウクレレで、しっとり聴かせてくれる。


京都育ちのお嬢さんだからか、軽くてサラサラで、

コレステロールの貯まらない調理法は、後味が実にいいのである。



いいトリビュートは、オリジナル楽曲がいいから、

参加アーティストは、素直に楽しめていると思う。


聴き手ももちろん、それ以上に楽しめてしまう。




↓こちらのユーミンのカヴァーアルバムも、

    私のお気に入りメンバーが、楽しんでくれている。

Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album
オムニバス

曲目リスト
1.守ってあげたい / 鬼束ちひろ
2.14番目の月 / スピッツ
3.セシルの週末 / aiko
4.甘い予感 / 井上陽水
5.CHINESE SOUP / 原田知世
6.曇り空 / キリンジ
7.あの日にかえりたい / 小野リサ
8.春よ、来い / 槙原敬之
9.Valentine's RADIO / フェイ・ウォン
10.COBALT HOUR / クレイジーケンバンド
11.TYPHOON / ポート・オブ・ノーツ
12.時のないホテル / 田島貴男 (オリジナル・ラヴ)
13.翳りゆく部屋 / 椎名林檎
14.私のフランソワーズ / 大貫妙子