遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ナナフシのバンザイ

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網戸を掃除していて、屋外側から枯草が内側に引っ掛かっているのを発見。内側から取り除こうと摘まんだら、なんと生命反応がありギクッ。

はい、ご覧の3枚の画像に写っていますが枯草色した「ナナフシ」でした。

触覚側の一対だけ足を広げていて、残りの2対の足は体と一体で一直線になっていて、九州場所の千秋楽の白鵬みたいに、バンザイしています。

白鵬の優勝インタビュー時の万歳に非難がありましたが、あの場で九州のお客さんと一年の締めくくりとして盛り上がっていたので、何も問題はないと思いました。また、モンゴルの仲間たちが「また土俵に上がれるように」と言ったことも、願望を口にしただけだから何の問題もない。ただし、白鵬嘉風に敗れた一戦での土俵下の態度はNGだと思いましたがね。)

摘まんだら、六本足も触覚もしっかり動かし昆虫のフォルムをしてくれるのですが、すぐ棒状になって網戸にぶらさがってしまい、まるでススキのような枯葉に見えます。

ナナフシを見るのは2度目で、2度とも60歳を超えてから自宅周辺での体験でした。哺乳類でいうと、ナマケモノみたいなのんびりした生命体です。

ということで、ナナフシは網戸が居心地がいいのか悪いのかよくわからないので、そのままにしておきました。

彼のぶら下がる20㎝四方の網戸の拭き掃除も、いったんパスして様子見とあいなりました。

それにしても、予算委員会の閣僚たちを見ていると、網戸に引っ掛かったナナフシみたいに生命反応がない。(ナナフシと比べるのもナナフシに失礼だな。)ああいう役立たずはいっそ風でどこかに吹き飛ばされりゃいいのに、などと思う今日この頃でありました。