遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

死の接吻/アイラ・レヴィン

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「死の接吻」 ハヤカワ・ミステリ文庫 20-1
 アイラ・レヴィン (著), 中田 耕治 (翻訳) 価格: ¥714 (税込)


 これは、1991年に映画化された。

 当時、映画化されることを知って、「????」状態になった。

 「あれはどうなるの?」と思った。

 ネタバレになるので詳しく言えないが、読み進んでいくうちに、

 驚愕することが起きるのだが、それを映画で表現するのは不可能なのだ。

 「ローズマリーの赤ちゃん」も同じアイラ・レヴィン原作の映画、こちらは成功作である。

 「海外ミステリのベスト○○」という企画があると、必ず上位に顔を出す名作である。

  面白くて一気に読める。



Amazon.co.jpのカスタタマーレビューより
☆映画化もされていますが、映像にしてしまうとこの構成の妙を生かせないため、陳腐なサスペンスものになってしまいました。
★これが著者23歳のしかも処女作とはとても思えない。恐るべしアイラ・レビン。
☆確かに動機の面とかで若さゆえの粗さは感じるが、それを補ってあまりある見事なプロット構成。既に主人公の気持ちになってかなりどきどきして読んでしまった。
アイラ・レヴィンの処女作にして最高傑作。50年ぐらい昔の作品だが、今も色あせない、未だにミステリの人気ランキングの上位に上がる作品。