遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

沖縄に一人で立つ東京の女性右翼

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戦闘服・帽子を着用したこの右翼女性。辺野古でマイクをもって何かを訴えている。

私はてっきり、抗議のために座り込んでいる住民たちへ「家へ帰りなさい」と言っているのだと思っていた。

ところが、この女性は辺野古の埋め立て反対を訴え続けているのだという。

東京の右翼「辺野古の土砂止めたい」 沖縄に一人で立つ

彼女、東京の右翼団体に所属していた頃、集団的自衛権閣議決定した安倍内閣を批判し、「総理の暴走を止めるのが、内閣法制局の役目じゃないか」と思って法制局前で街宣し、所属団体の幹部の一部に説教された。

そこで、権力に媚びるその右翼団体を脱退し、仲間と別団体を立ち上げ、いまは副長という立場にいる。

その後、沖縄にも関心を寄せ、現地で沖縄の女性に言われた。「天皇陛下は沖縄に寄り添う態度を見せておられるのに、なぜ『天皇陛下万歳』を叫ぶ右翼は、沖縄に寄り添わないのか」という言葉に胸を突かれ、基地反対運動を一人で繰り広げているという。

その行為は偉いと思うし、安倍政権に対する考え方や、沖縄県民への寄り添い方に何も文句はない。

バーチャルなネット右翼とは正反対の、女一人のアナログ右翼である。立派だ。