Q「今回の参院選は『3分の2』という数字が注目されています。さて何のことでしょうか?
A 全く知らない83人、知っている17人
A ある10人、ない90人
Q「憲法改正に賛成ですか、反対ですか?」
A 賛成35人、反対51人、どちらでもない、答えられない14人
また他の「3分の2」の調査では、神奈川新聞も地元の街角などで100人に聞きましたが、知らないと答えたのは67人でした。
毎日新聞は、選挙後に全国の街角で150人に「3分の2」の意味を聞いたところ、知らないと答えたのは6割近い83人だったということでした。
これは、大半の市民が愚かだとか、憲法をきちんと教えない教育が悪いといった問題ではなく、憲法をこっそり改正しようとする愚か者たちと、その愚か者たちを民衆の前に引っ張り出し弾劾しないメディアや野党や知識人たちの責任でもあるのではないでしょうか。
貧しくて忙しくしている人たちが気付かないうちに、いろんな何かを「こっそり」やってしまう愚か者たちのことを、誰かが声を張り上げて気づかせなければならないのではないでしょうか。憲法改正だけじゃなくて、あらゆる問題について、これは相当長い間大きな声を張り上げ続けないと気付いてもらえない難しいことだと思います。
そもそも、美しい国日本に貧しくて忙しい人が多すぎるのではないでしょうか。多くの人が見ている朝ドラ「とと姉ちゃん」。とと姉ちゃんたちが雑誌「あなたの暮し」を通して目指している日本人の暮らし方は、視聴者に伝わっているのだろうかと思わずにはいられません。