遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

参院選の後には徴兵制が待っている

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英国のEU離脱問題。離脱派の大ウソがいまになって取りざたされている。大ウソをついてでも国民投票に勝てばこっちのものだと、悪魔が囁く。

ま、大ウソにだまされるというレベル以前に、何だかわからずに投票して、結果が判明してから「えっ、そういうことになるの?」「えー、もう一回国民投票やって、次は残留に投票するから」みたいなことも起きているようだ。

来る参議院選挙後に、「国会での憲法改正の発議→憲法改正に係る国民投票」という一連の予定調が、まことしやかに囁かれているが、自民党は選挙でそのことを争点にしない。自民党改憲草案の中身を明らかにしないばかりか、稲田朋美がテレビで大ウソをついて国民を愚弄する。

尖閣諸島周辺で中国艦船とロシア艦船が日本の接続水域に入っても、ニュースで大きく取り上げるのは中国艦船のことだけで、安倍と仲の良いプーチン・ロシアのことには触れない。中国や北朝鮮が仮想敵国だから、九条を改正して国防軍が必要だというのは、真っ赤なウソ。従来からの個別的自衛権や周辺事態法の適用で対処できるのだ。

日本の国を護るために国民人一人ひとりが血を流すことが必要だと稲田政調会長はどこぞで演説していたが、要するに「徴兵制をやっちゃいますよ」と言いたいわけだ。国防軍を維持するには、子育てや福祉を犠牲にした膨大な予算と徴兵制による人集めが必要なわけで、一生懸命子育てをしても、その子が戦争に取られるのである。軽量で電子制御で破壊的な武器が開発されていて、非力な女子にだって武器を容易にオペレーションでき立派なスナイパーになれる。
兵士はいまや男女を問わないのだ。女子だって徴兵させられる。

次の参議院選挙で、大きく改憲反対派勢力が大きく勝利しないと議席を獲得しないと国民投票になだれ込むことになる。国会で改憲派(自民・公明・おおさか維新・自民傀儡小粒政党・民進の一部)は優に3分の2以上を数えることができる。
今後「改憲のための国民投票」でさえ憲法から削除され、時の内閣で改憲できる、みたいな住民不在の悪の枢軸国になり下がってしまうことも想定しなければならない。

一時的にでも国会の3分の2議席改憲派が占めるということは、どういうことに立ち至るのかイメージする必要がある。

「えーっ、憲法改正ってそういうことになるの?」「えー、もう一回国民投票やって!」みたいなデジャブ現象をわが国で見ることになるのかもしれない。

それでもいいのかよく考えて投票に行きましょう。もう期日前票は始まっている。