NHKの朝ドラ「なつぞら」、主人公たちは今東洋動画で「ヘンゼルとグレーテル」のアニメを製作中。
日本のアニメは、東洋動画のモデルである東映動画から長編アニメ映画で始まったと言っていいだろう。その若きスタッフが礎になって、世界に冠たるテレビアニメやアニメ映画を世に送り出していった。スタジオジブリの高畑と宮崎が、東映動画に若きスタッフとして居たことがそのことを証明している。
そんな朝ドラの録画を見終わってしばらくしたら、京都から悲惨なニュースが飛び込んで生きた。「京都アニメーション」のビルが放火され炎上中だというニュースだった。
「京都アニメーション」という会社や作品のことはよく知らなかったのだが、まさに日本のアニメ界を支える若きクリエイターやアニメーターが多く在籍されていたことと思う。
その多くの若き貴重な生命と財産が一瞬で奪われた。事件の詳細はまだよくわからないが、北関東からやってきた放火犯人の動機はいったい何なのだろうか。アニメを作る若き30数人の命と引き換えなけなればならない不条理など絶対存在しないのだから、むごい事件だとしか言いようがない。
火災現場に孫娘の安否を確かめに来たお爺さんの嗚咽の声が悲しくて…。
犠牲になられた方々に心からのお悔やみを申し上げます。また、けがをされた方々に方に謹んでお見舞いを申し上げるとともに、ご回復をお祈りいたします。
「京都アニメーション」は、犠牲者やそのご家族のためにも、今後もファンの楽しめる立派な作品を作り続けていただきたい。犠牲者の遺志を継いで「未来への思いを響かせます!」という力強いメッセージを実践し続けていただきたい。