上の画像は、ツイッターのタイムラインに流れて来たものです。
私のように、匿名のブログでこそこそと安倍政権や官邸のことを無能だクズだと言っているのとわけが違うのが、有名人が社会性を発揮して堂々と発言することです。
上田晋也が司会を務めるTBSの立派な情報発信番組は、まっとうな政権批判をしたからでしょうか、突如6月で終了となりました。変わって新しい番組の司会に抜擢されたのが、自民党の国会議員の娘(TBSのアナウンサー)だというのも単なる偶然ではないと思います。
上記画像の4人に敬意を表して、下に彼らの発言の文字起こしをしました。カッコ良さとは内面なんだということであります。
■■上田晋也(49歳)■■
「世界がいい方向に向かっているとは思えない。より良い世の中にするために今まで以上に一人ひとりが問題意識を持ち、考え、そして行動にうつす。これが非常に重要な時代ではないか」
「私はいつも当たり前のことを言ってきたつもりだが、当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかと危惧する部分もある」
「今後生まれてくる子ども達に「いい時代に生まれてきたね」といえる世の中をつくる使命があると思っています」
■■佐藤浩市(58歳)■■
「お茶の間に届けるテレビドラマにも、かつては映画のようなイデオロギー性をはらむ偏った番組が放映される余地がありました。それがいつしか、どこからもクレームがつかない安全な方向を向いていく」
「これだけ視聴者の裾野の広いメディアだけに難しさはあるでしょう。でもそうやって現場で自主規制を重ね、表現の自由を放棄してしまっては自らの首を絞めていくだけです」
「戦後70年というのは、70年間戦争をしてこなかったということ。これを未来永劫続けていくためにも、どんな小さな声であっても我々が継承していかなければならない」
■■吉川晃司(53歳)■■
「父親たちが(広島市内から)疎開をしてなかったら私は当然ここに生まれてないわけですよ。この距離だから影も形もないわけでしょう。やっと世界中が核に対してね、「ノーと言おうよ」と手を上げたなかで、なぜ日本がそうしようとしないのかという。だから、「戦争終わってないよね」と思っちゃうわけですよ」
■■桑田佳祐(63歳)■■
「六十歳を過ぎたシンガーソングライターとしては、世の中のタブーめいたことを、むしろ積極的に扱っていきたいと思います。生きていると「なんでこうなってしまうのか」「これを動かしているのは誰だ?」などと思うことってあるじゃないですか」
「政治のゴタゴタなんかも含めて、そういうことを言い募ったりすると、ましてや表現の中に織り込んだりすれば「なんかちょっと変わってるね」「そういうのあんまり面白くないからさ」と言われがちですが、そうやって未解決のものを積み上げてきてしまったことが、日本の最も弱い部分になっているのでは?」