身内の2歳3か月の女子。
イチゴ狩りに行ったのですが、風の強い田園地帯のなかを嬉々として走り回る姿は、散歩途中で自由に放たれたワンちゃんのようです。
ビニールハウスの中で収穫して食べたイチゴはあまり興味がなく、早く外で走り回りたくてウズウズしている様子でした。
ヒトの本来の姿はそういうものなのではないでしょうか。
やがて躾られて、お行儀良くなったりずるくなったりして成長していく過程で、曲げられた人格になっていくのかもしれません。
2歳の女子は自己主張も激しくて、なかなか大変なのですが、人生の中で今が一番大きい時かもしれません。今後は、枠にはめられてだんだん小さくなっていくのかと思うと、なぜか憐憫の情がわいてきます。
できる限り長い間、野を駆けずり回っていてほしいものであります。