遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

カモン!大坂なおみが全豪の決勝へ

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テニス全豪オープン女子シングルス準決勝、大坂なおみ対プリスコバ(チェコ)戦をテレビ観戦。

今日は外気温が40度を超えるなか、屋根を閉じたセンターコートロッド・レーバー・アリーナ)で行われた。

ロッド・レーバー・アリーナというのはオーストラリアを代表するテニスプレーヤーロッド・レーバー(80)を称えて命名されていて、私がテニスを見始めたころ(1960年代後半)のスター選手であった。当時は、男子がレーバー、ジョニー・アッシュ(49歳没)、ケン・ローズウォール(84)、女子はマーガレット・コート(76)、ビリー・ジーン・キング(75)がスター選手だった。アッシュ以外はまだご存命なのに驚いている。

レーバーは、左利きのプレーヤーで、実によく球を拾う粘りのある最強プレーヤーだった。50年経った今でもはっきり覚えている。

そのセンターコートで、大坂なおみロッド・レーバーのような強靭な粘りを発揮して、見事に決勝進出を決めた、あっぱれ!

決勝進出を決めただけで、あっぱれである。全米オープンに次いでグランドスラム2回連続の決勝進出である。文句のつけようのない素晴らしい偉業だと思う。

彼女の一挙手一投足は、チャーミングで力強くて非の打ち所がない。

私の幼い孫は、しゃべり方が大坂なおみと同程度で、ふたりがオーバーラップしてチャーミングに感じるのである。「おじいちゃん、お誕生日おめでとう!」などと言われると、おじいちゃんはたまらないのである。

全米OPの時とは違った緑が基調のアディダスのユニフォームも、彼女が着るとカッコよくて、プリスコバのFILA製のユニフォーム姿を凌駕していた。同じく、アディダスの靴もシチズンの腕時計も、NISSINのワッペンさえおしゃれでカッコよく見える。

プリスコバはセリーナを倒して準決勝に進んできただけのことはあってさすがに粘り強かったが、大坂なおみのパワーと粘りが彼女を上回った。素晴らしかった。土曜日の決勝戦は、負けてもいいけどカッコいい試合をしてほしいものだ。