夕刊を読んで感じたこと２つ。
■東名あおり運転事故、懲役23年求刑
これ、求刑だからまだ何とも言えないけれど、遺族にとっては被告に死ぬほど苦しんでもらいたいようですね。確かに犠牲者の母親にしたら、悪魔のような被告でしょうね。
被告はまだ26歳だし、直接手を出した殺人じゃないから、懲役7年で出所後「犯罪者ICチップ」を体内に埋め込んだらどうかなと非現実的なことを言ったら、妻にダメだと却下されました。
私など、20代の頃は半人前の大人でしたからあと先考えずに興奮したこともありますしカチンとくることもありましたしねー。被告はあまりにも幼稚な26歳で、彼に忠告したり助言する人があまりにも少なかったのかもしれません。運転トラブルで警察沙汰に何度もなっていたようですから、その時点で更生プログラムみたいなものがあれば、のちの犠牲者を防げたかもしれません。
煽り運転が最近増えたといいますが、昔から減っていないような気もします。いずれにせよ、今の日本、悪しきホルモン物質におおわれていて、みな激情への沸点が低いような気がします。不機嫌な人や怒りっぽい人が増えているんじゃないでしょうか。
■産業革新投資機構（JIC）の役員辞任
場合によっては1億円を超える報酬を約束されていた社長などが辞任したそうで、いやならとっとと辞めればいい。固定報酬は1500万円だったそうで、まあ多くはないけれど、投資を失敗しても責任を問わないならそれくらいでもいいだろうと思います。
（ただし、経産省の肩を持つものではありません。）
JIC全体で2兆円弱（総資産）を運用するようですが、その運用額のわりに役員の数が多いように思います。役員が運用方針などを決めて、実際にオペレーションをするファンドマネージャーたちや事務職員がいるはずですから、2兆円を何人で運用する気なのでしょう。
官民ファンドなんかいらないから、国の赤字財政補填に回してくれと言いたいですね。運用資産は国から流れているので、流れを変えて少子高齢化対策や福祉目的に直接使ってくれるのが筋だと思います。
安倍政権は経産省政権と言ってもいいのですが、ビジネスセンスのかけらもない彼らに任せていると、税金をどぶに捨てることになります。ゴーンが報酬を何十億もらおうが私にはあまり関係ありませんが、税金をどぶに捨てるようなことは断じて許されることではありません。
