遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

AI(人工知能)による政治を望む

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AI(人工知能)は、囲碁や将棋の分野では人間より強くなった。AIを利用して棋士も学習を重ね、いままでの常識のこだわらない新しいやり方(定石、定跡)を編み出してきて、少しずつ強くなっている。これは進化と言い換えてもいい。

AIが、絵を描いたり、小説を書いていたりしていて、いつかは人間にまぎれ込んで賞取りレースを争っていたりするのだろう。

人材不足、人手不足と言われて久しい日本社会だが、それを解消するために世の中の仕組みやルールを少しずつ変えていかなければならないだろう。様々な公的機関のネットによるオンライン化も、相当遅れている。税金・年金・国保・戸籍・登記・医療・福祉・介護などの手続きで官公庁はいつも込み合っている。

キャッシュレス化も同じで、大きなホームセンターでも、クレジットカードを使うとレジで紙にサインを求めるところがある。中国は、偽造通貨が横行していたことも反映してかキャッシュレス化が進んでいて、スマホを使ってQRコードを読み込んで決済するシステムが確立している。それを利用できない消費者は、生活に支障きたすところまで来ているようだ。

日本では、ユーザー側の不便さはもちろんだが、ユーザーや客と直接に相対するレジで働く人や官公庁の窓口の職員たちの忙しさは、大変なことになっている。

最近もっとも切実に思うのが、日本の政治と政治家の質の低下で、国民に寄り添うどころか、冷たくて面倒で馬鹿なことばかり繰り返している。

国の「ありとあらゆるデータ」をAIに読み取らせて、「国民の幸せ」を考えよと命令したら、いまの政治家より100倍くらい優れた政策を打ち出してくれて国民の役に立ってくれるだろう。

差別も忖度もなく、公平に税金を集めて効率的に公正にそれを配分させて予算と政策を作ってくれる。それも、単年度、5年、15年、30年といった単位で、財政や政策を考えてくれる。何十億通りものシミュレーションを繰り返して、これぞという政策を出してくれるはず。

一度それをAIにやらせてみて、国民に公開してくれればいい。それは、とても単純で分かりやすい方向性が見えるものだと思う。当面それを参考に、政権政府の人間が補正して政治をやってみてもいいだろう。是非お願いしたい、切実にそう願う。

あんな腐った内閣より、私はAI(人工知能)を信頼する。