上の画像は、沢田教一が撮影した「安全への逃避」というタイトルの1枚です。
彼は戦場カメラマンですが、賞取りのために仕事をしているのではなくて、戦場の悲惨な状況を世界に伝えるために仕事をしていました。そのためにベトナム戦線に潜り込んでいました。
沢田は、その後1970年にカンボジアで銃撃されて亡くなりました。享年34歳でした。死後、勲六等単光旭日章が追贈、従五位に叙せられたようです。蛇足ながら、当時の日本政府は、彼の功績を認めていたということです。
時は流れ、2018年、安田純平が3年間の拘束ののち無事解放されて無事帰国しましたが、なぜシリアに入ったとバッシングする人があまりにも多くて、見るに見かねたダルビッシュが、「安田さん無事でよかった」とツイートをしています。
以下にその一部を列記しました。日ごろから世界を見て自分の考えをまとめていないと、つっかかってくる輩に連ツイはできないと思います。立派なものです。
■ダルビッシュ有(Yu Darvish) @faridyu
一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。
自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います。
■日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?って妻と話してました。
■ルワンダのジェノサイドなんかも50万から100万人が亡くなってる。
約100日と短期間すぎたのもあったけど、もっと他国が介入出来ていたら絶対こうなっていないはず。
世界の国々もジャーナリストもこういった歴史から人間の弱さ、怖さを学んできたはずなんですよ。