遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

立憲民主党のおしどりマコです!

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ランチ仲間と話をしていて、鴻上尚史だったか平野啓一郎だったか宮台真司だったか誰だったか忘れたが、その人物のことを知らないというので、へーそんなものかと思ったことがあった。

少なくともうちの奥さんは、私と生活しているのだから、例えば上の3人の顔と名前くらいは知っている。

で、立憲民主党が、来年の参院比例区の立候補予定者に、おしどりマコなどを発表したというニュースを目にして妻にそのことを告げる。でも妻は、おしどりマコを知らなかった。

私「立憲民主党参議院比例区の候補、おしどりマコやって!なるほどー、おもしろいかも!」

妻「だれ?」

私「えっ、知らん?吉本のお笑い芸人で、夫婦漫才の嫁の方で、東電の記者会見場でいつも質問してるやん!」

妻「えっ、どういうこと?このニュースで知った芸人?」

私「(東日本大震災)3.11の原発事故以来、ずっと注目してるけど」

ということで、妻のためにPCをテレビに繋げて、YouTubeで下のドキュメンタリーを一緒に見学しました。

NNNドキュメント:お笑い芸人 vs 原発事故 〜おしどりマコ・ケン 2017 02 12

兵庫出身で鳥取大学へ進学した女子というところまで、おしどりマコ杉田水脈は同じだが、その後が全然違う。

東電の社内では彼女の呼称は「マコちゃん」で、記者会見での彼女の鋭い質問に即答できない場合があり、宿題を持ち帰ることもたびたびのようだ。そしてその宿題は、次の会見で必ずマコちゃんから再質問される。

マコちゃんは、鳥取大学の医学部で生命科学科に在籍していたので、お勉強はできるタイプだと思うし、東電の記者会見のためのお勉強のためにした読書量は、背表紙の幅にして(積み上げても同じだが)15メートルというからものすごい。

原発事故による被害の経過観察と東電の会見での質問とそのためのお勉強と、食う寝る働くという生活パターンが3.11以降続いている。

しかし、そんな生活を続けているので経済的なゆとりはないようで、売れてない芸人の貧しい生活が続いていた。(でも身だしなみはよく、着ているものはいつもおしゃれでいい感じ。)

今回の立候補の発表で、マコちゃんに対する賛否両論が渦巻いているようである。彼女の何がだめなのか私にはわからない。

原発事故当時の民主党を「ぬるい、遅い!」と批判していた過去があることをして批判したいのだろうか。今の立憲民主党は、それをも受け止めて飲み込んでの立候補擁立じゃないのだろうか。

原発事故以外に、今の日本には要観察案件が山のように存在する。ざっくりといえば、税金の使い方について政権に切り込む課題が山積していると思う。マコちゃんには、ぜひその切込み部隊の一員になっていただきたいと願っている。国民のために弱者のために、ぜひ一肌脱いでもらいたい。期待している。