遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

議場のノド飴と赤ちゃん

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上の画像と共に下のツイートが…。

河原 淳 @DHzNxunAT1P8ETT
イギリスのメイ首相が演説中に咳き込み、ハモンド財務相からのど飴を渡されている写真。
普通はこうでしょう?熊本市議会の時代遅れの皆さん。分からないだろうな〜。

熊本市議会では、登壇して質問をしようとしている緒方議員がのど飴を口に入れているとして議会は紛糾。緒方議員に議会を冒とくしているのかとばかりに謝罪を求め、8時間も審議がストップした。

以前、緒方議員は、赤ちゃんを議場に連れてきて追い出された経験も持つ。

おそらく、議場で飴をなめてはいけない(子連れはダメだろうけど)というはっきりした具体的な決まりはないと思われる。目くじら立てて同じ議員をいじめるような体質はいかがなものかと、私は思う。せめて議長はその場で飴を舐めている理由を聞いて、何らかの方法で議事進行すべきだったのだが、まさに嫁の盗み食いを見つけた頑固な舅(しゅうと)がごとくの剣幕だった。このもようが映像で残っていて、世界中に拡散されるのだろうと思うと、またまた恥ずかしい思いである。

これまた想像だが、元国連職員だった緒方議員は、外国帰りの私は地方のオッサン議員たちの感性とは次元が違うのよ、という雰囲気があったのかもしれない。その普段の態度に、オッサン議員たちは我慢がならなかったのかもしれない。

いずれにせよ、緒方議員とその他の議員の考え方はどこまで行っても接点を持たないだろう。どちらもどちらなのだが、たとえば子連れの議員のために何か手だてを考えてやることも必要ではないだろうか。当然にどちら側も妥協点を見つけて、歩み寄りをする必要がある。意見の違う人を抹殺したり、あるいは認めてくれないからと無視したりしていては、市民に何やっとるんじゃと言われても仕方がないのである。

それにつけても、われらの安倍政権は何やっとるんじゃ政権であるのが、恥ずかしいことこの上ない。安倍が国連の演説で「背後」を「せいご」と読んだとかそんな些細なことではなくて、いやそれも含めよう、とにかく何もかも恥ずかしい政権である。

(下の画像、中央の女性は、国連総会に赤ちゃんと議場に入ったニュージーランドのアーダーン首相。)

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