遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

男子マラソンで金メダル/アジア大会

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ジャカルタの朝6時に、アジア大会男子マラソンはスタートを切った。

レース後半にさしかかった1時間半後の現地の気温は33℃だったようで、スタート時の26℃から7℃も上昇していたという。

スピード感のない生き残りレースの様相を呈していた男子マラソンだったが、エントリー選手中一番の持ち時間2時間6分54秒を持つ日本代表の井上大仁(25)が優勝した。

レースはトラック勝負となり、バーレーンの選手が井上に接触して転びそうになっていたが、外側のレーンで前を走っていた井上に瑕疵はなく金メダルが確定した。バーレーンの選手は、疲労感があり足取りもおぼつかなかったと思う。

それにしても、優勝タイムが2時間18分22秒という低調な記録で、優勝を喜べるのかというレベルではある。高温の条件下では致し方ないが、2年後の東京オリンピックは、ジャカルタ以上の高温の可能性がある。東京の気候がこんなことになるとは、想像だにしなかった。

東京五輪のマラソンは、5時か6時スタートにして、日陰コースを選定すべきだろう。

とりあえず日本代表の金メダルは、良きレースであった。