遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

国会議員だけで自民党総裁が決まると思うなよ

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岸田文雄自民党総裁選に出馬しないと宣言した。

大阪北部大震災の起きた当日に、安倍としゃぶしゃぶ屋で密会してたのが岸田と知った時に、こういうことは予想していた。
それと西日本豪雨の真っ最中に「赤坂自民亭」で安倍と酒を酌み交わしていたのも岸田だったので、その思いはさらに確信に変わった。
また、どこかの地方の会合かなにかのあいさつで、岸田は「最近は徳川家康の心境だと(鳴くまで待とう…)」とも言っていた。

そして今日、記者会見で「出ない」と宣言。そして、安倍をバックアップするとも、宣言。

ポスト安倍は岸田だ、という線で手打ちできたということのようだ。
つまり、岸田はもう3年我慢して「禅譲」を待つということらしい。

前回の自民党総裁選では、賢明な地方の自民党員が投票した「地方票」の結果は、
安倍87票、石破165票だった。

最終的に国会議員による決選投票で安倍に決まったけど、今回はそうは上手く事が運ばないような気がする。

岸田が下りて、野田が例のビットコインがらみで出馬しないとなれば、安倍と石破の一騎打ちとなる。その時に自民党の地方の党員はどういう投票行動をとるのだろうか。

すでに3年前は、石破が安倍をほぼダブルスコアくらいリードしていたことを思えば、岸田の不出馬は石破によい風が吹かぬとも限らない。

それにしても、岸田のヘタレ具合は情けない。豪雨被害の地元広島の人たちはどう思っているだろうか。また、反安倍色も少なくない岸田派閥の領袖は親分が日和ったのを見てどう感じているのだろう。

いずれにせよ、秋が楽しみになってきた。