2016年では、
カナダ=132、イギリス=131、アメリカ=128、フランス=124、ドイツ=116、
日本=99
20年間横ばいの日本は、他と比べても全くいいとこなし。しかも、生活費として出ていく支出は、もっと悲惨な状況で、とりわけ、教育費(大学の授業料、そこへ入るための塾費用)の上昇は教育の陳腐化と反比例している。
教育費もさることながら、住居費(土地・建物・それらの管理費)が他国に比して遥かに割高で、子ども部屋の確保さえままならない。
日本は、子どもを産み育てるという環境にない。
したがって、上のグラフは、この20年間の少子高齢化に歯止めがかからないことの証左に他ならない。
ドイツは日本に次いで賃金が伸びていないが、伸びていなくても幸せに暮らせる環境にあり、移民さえ受け入れている。
日本の貧困は、政治と行政の責任で、あらゆる意味で「日本沈没」状態から脱し切れていないといえよう。そもそもそのことを、国民が気付いていない。騙されている。
我が国は、そういう民度でしかないことが悲劇なのである。