遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

出産後7時間で退院/英国の出産事情

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身内が英国で出産した時の会話。


身内「通常分娩だったら、遅くとも翌日には退院」

私「えっ、ウソっ。早すぎるやろ。日本人だから早く追い出される?」

身内「いや、王室も同じ扱い」

私「そうか(納得)」


英国王室のウィリアム王子の妻キャサリン妃は、第3子を(2人目の王子)を出産。めでたいことで何よりだ。

上の画像は退院時の時のもので、キャサリン妃は4月23日の11時頃に出産し、7時間後の18時頃に退院している。(7時間後にこの出で立ち、王室は大変だ。)

身内の話では、赤ちゃんの肌はデリケートなので産湯を使うこともなく、自宅に戻ってもしばらくは湯は使わないとのこと。まあこれは、英国の水質の事情や乾燥した大気との関係があるのかもしれない。

そして出産費用はゼロ。退院後はヘルスビジターというチャイルドケアの専門家が子供が2歳になるまで、数か月に1度訪問してくれる。身内ファミリーは、当時は英国に住んでいるだけで、税金も払っていなかったのだが、費用は発生しなかった。

日本の方が各家庭の費用の持ち出しは多いが、その大半は公金で返ってくる。国としての負担は日本と英国ではどちらが多いのかは判然としないが、いずれにせよ英国のシステムの方がシンプルで親切だと思う。

だから、少子化なのだとまでは言わないが、子どもを産む費用は全額国費、の方が印象がいいと思う。