遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

滋賀の巡査・罵声の自衛官・財務事務次官・首相秘書官

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週刊誌(週刊現代最新号)の記事によると、滋賀県で上司を撃った巡査は、元高校球児だった一方で、第2次世界大戦やゼロ戦に興味があった高校生で愛読書は百田尚樹の「永遠の0」だったという。大学に進学すると周囲は見ていたのに、彼は高校を卒業して警察官になる意思が強かったようだ。

戦争好きの19歳が銃を携行するような職業に就くと、要注意人物になるように思う。

日露戦争の日本の勝利に神髄し、録画したドラマの「坂の上の雲」の日本海海戦のシーンを何度も見る元自衛官を間接的に知っているが、その彼は「元自衛官」なのでそれはそれでよかったと思う。

民進党の小西参議院議員に「お前は国民の敵だ」と罵声を浴びせた30代の幹部自衛官は、上司を撃った滋賀の若い巡査に近いものを感じる。小西議員をなじった自衛官が、もし警察官だったら銃を抜いていたかもしれないと思うとぞっとする話である。

国会議員を言葉で威嚇することだけでも犯罪行為に近い上に、自衛官の幹部という公人がとった行為としては懲戒免職を免れないような不祥事だと思う。小西議員を「国民の敵」だと認識するのは自由だが、道を行く本人に向けて激情を抑えられないのでは自衛官としても相応しくないと思う。実に由々しき不祥事であろう。

また、仕事上親しい女性だとはいえ、相手がやめてくださいと言うのを無視してセクハラ発言を繰り返すのは一般的には「アウト」である。ましてや、官僚中の官僚と言うべき財務省事務次官が、そのセクハラトークを録音までされて各メディアに流され、テレビカメラに追いかけられていては救いようがない不祥事であろう。

国家機密を録音されなくてよかったくらいだから、今のうちにお辞めになった方がいいだろう。恥の上塗りを続けるよりその方がいいだろう。この件については、首相案件でもなく忖度も出来レースも関係なく、すべて身から出た錆なので辞職すべし。もう頂点を極めたのだからいいじゃないか福田君。

それから、予算委員会集中審議で玉木衆議院議員にヤジを飛ばしたとされる佐伯首相秘書官にも呆れてしまった。憲政史上例を見ない不届き者ではなかろうか。裁判所での公判中に不規則発言をしたら裁判長に退廷を命じられるのに、首相の傘の内の人間なら何をしてもいいのかという話で、河村予算委員長は佐伯秘書官にしかるべき措置を取るべきだったと思う。

新潟県知事の女性問題は詳細がよくわからないので、チャンスがあれば感想を書こうと思うが、仕組まれた女性問題だったり知事の単なる片思いかもしれないが、なんとなく自由恋愛のような気もしなくはない。

いずれにせよ、「魚は頭から腐る」というが、日本国の頭が腐っているので日本国中生臭い腐臭が漂ってきている。早くクリーンアップ作戦を成功してもらいたいものである。誰がいつやるのだろう、安倍の帰国後の柳瀬元秘書官の証人喚問から始まるのかな。楽しみにしていよう。