遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

手のひらを太陽に→ビタミンD

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生鮭を従弟(いとこ)が送ってくれたので、それで酒粕汁を2回つくりました。

私は鮭はあまり好きではない魚で、家族でスーパーの寿司パックを食べた時などは、サーモン好きの娘たちとイカや青魚とトレードをよく成立させていました。

しかし、鮭にビタミンDが豊富なことを知ってからは、バランスよく鮭も食べるようにしています。

ビタミンDの多い食品と、食品のビタミンDの含有量一覧表

ビタミンDの不足は、骨粗しょう症をはじめ、高血圧、結核、癌、歯周病多発性硬化症、冬季うつ病、末梢動脈疾患、1型糖尿病を含む自己免疫疾患などの疾病への罹患率上昇と関連している可能性が指摘されています。

その他のビタミンDの効果
効果1 がん予防(大腸がんや口腔がんなどのリスクを軽減)
効果2 快眠&体内時計調節(セロトニンメラトニンの分泌)
効果3 ダイエット効果(セロトニンによる暴飲暴食の抑制)
効果4 認知症予防(記憶力を維持する効果がリスクを軽減)


ビタミンDは食物で摂るより効果大なのは、日光浴で皮膚で生成することです。

美白を貴び日焼けを敬遠しがちな日本人は、紫外線による皮膚からのビタミンDの取り込みが不足しているようです。

少なくとも、週2回は1日5分から30分は日に当たるべきだとされています。

もう少し緻密なデータが、国立環境研究所が提供しています。
↓地域と季節と時刻別に、ビタミンDが生成される必要時間が表になっています。
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表1は「10μgのビタミンDを生成するのに必要な時間」を示していて、例えばつくば市ですと、7月なら朝9時-11分、12時-6分、午後3時-18分、紫外線を浴びるべきだという表になっています。毎日なら、この半分の時間でもいいようです。同様に、札幌と那覇も示されています。

また12月のつくば市だと、朝9時-193分、12時-41分、午後3時-493分も必要だとのことです。札幌では、午後3時の日光のパワーでは不足ですので、日が高い時に効率的に日光に当たる必要があるようです。

下の表は、「皮膚に直接的な影響が出始める時間」を示していて、日焼けや皮膚がんを防ぐためには示された時間を超えて日光に当たらない目安になっています。
たとえば、7月のつくば市なら朝9時-32分、12時-20分、午後3時-52分以上は要注意ということになります。

また、日焼けにならない手のひらに太陽を当てることを心がけるといいようです。

ということで、
「手のひらを太陽に1日5分」を夏の合言葉に、
冬の合言葉は「日光浴、1日最低30分」
で実行してみましょう。

12月は最も紫外線が弱い時期で、皮膚への悪影響も限定的で、熱中症などのリスクも少ないので、積極的に日に当たり健康生活を心がけたいと思います。