遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ハマスタのベイスターズ/日本シリーズ

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40年前、1977年の秋に、入社同期の男と東京見物した。中学の修学旅行以来の東京だった。

同期は巨人ファンの男だったので、後楽園球場の巨人最終戦に付き合わされた。私たちの目の前で、王貞治はシーズン50号を打ったことを今でもはっきり憶えている。

ググってみたら、その年の長嶋巨人は、王、張本を擁し、ぶっちぎりで優勝していた。王は確かに50本のホームランを打っていた。

私たちは、2日間の東京見物の後、横浜にも足を運んだ。港見物や中華街でランチを食べることが主な目的だったが、国鉄関内駅に降り立ってすぐ工事中の横浜スタジアムハマスタ)の逆三角形の照明塔が目に入った。

マリンタワー以外には高い建物がまだ存在していなかった横浜に、あの照明塔が印象的だった。

「ああ、大洋(ホエールズ)は、川崎からここへ移るのか」と思っていた。

その後、映像などで横浜スタジアムを見ると、ふと工事中の球場と逆三角形の照明塔と当時のことを思い出す。私が訪れた翌年の1978年4月にこの球場は開場された。

ということで、あれから40年後の横浜スタジアム横浜ベイスターズ日本シリーズ5戦目で逆転勝利した。私は一部始終をテレビ観戦していたが、若いチームで将来性もあってうらやましいことだ。横浜のファンはよかったね。シリーズを敗退したとしても、地元で2勝もしたのだから立派なもんだ。

ワールドシリーズの第7戦も見ていたけど、ドジャースダルビッシュは残念な結果だった。ダルはシリーズ用の滑りやすいボールに最後までアジャストできなかったのがなんとも不運だった。でも、アストロズは初の世界チャンピオンだから、それはそれでおめでたいことだ。あの身長168㎝のベネズエラから来た首位打者アルトゥーベに見習うところが多いと感じたシリーズでもあった。