遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

小沢一郎の「オリーブの木構想」再燃

イメージ 1

解散後の衆議院選挙は、一夜にして「自民党VS希望の党」という構図になった。

夕方、ツイッターで、前原が緑の党と合流するというニュースの一報を知り、血液が逆流した。

私は「ふざけるな前原!」とツイートしたのだが、小池百合子が大嫌いな私だが、冷静に考えると民進党は解体寸前の死に体なのだから、こういう対立軸も仕方がないかと少し落ち着いてきた。

解散風が吹くもっと前に、10月22日の同日補選を念頭に、「オリーブの木構想(野党共闘)」を掲げる小沢一郎は、田原総一朗の「激論!クロスファイア」という番組で共闘のための3本柱として次の項目を挙げた。(以下●=私のメモ)

●「安保法案の廃止」違憲だ、軍隊を派遣する集団的自衛権は認めない。
●「原発の廃止」脱原発、将来ゼロにする。
●「来年(2019年)の消費税増税反対」景気を考えると今は時期尚早。

安倍政権を許さないという「最大公約数的」な考え方で言うと、小沢の示すこの3本柱くらいなら妥当か。

希望の党」を構成するのは、小池百合子と前原と小沢と小泉純一郎と神津連合会長などによる野合連合だが、腐れ切った安倍・麻生・菅とその取り巻きバカ政権を駆逐するには仕方のない選択肢なのか。

小池は都知事を辞して衆院選挙に打って出て首班指名を受けて、総理大臣になるという可能性も出てきたとか。(都民は怒れ。)

安保法制の頃か、何かの委員会の自席で脱力した態度で浮かぬ顔をした小池百合子の姿を覚えている。「もう小池は終わったな」と私は思っていたが、2年後にはこういうことになっているという驚きの事態である。

これも安倍阿呆政権が生んだ副産物だ。長生きすると驚きの出来事に遭遇できるものだ、希望の党の選挙公約を注目したい。