この画像は、最新号の「TIME」(アメリカのヘイト特集号)の表紙です。
ナチス式の敬礼をする人物が、星条旗の下に隠れているのが象徴的です。いまや「鍵十字・ハーケンクロイツ」の旗を持って集会に仕掛けてくるネオナチも散見されるほどおぞましくなってきたアメリカの白人至上主義者です。
さて、少し前ですが、ドイツのベルリンの議事堂前でナチス式敬礼をしてドイツ警察に逮捕された二人の中国人のニュースが流れました。
独議事堂前でナチス敬礼 中国人観光客2人逮捕
かれらは36歳と49歳の中国からやってきた男性の観光客で、500ユーロ(約6万5000円)の保釈金を払い、釈放されたそうです。
上のTIMEの表紙のような敬礼をして記念撮影をしていたところを、地元警察に拘束されたようで、中国に帰れてもきっと大目玉を食らうことになるでしょう。
記念撮影の単なるポーズだったと抗弁しても、徹底的にナチスの歴史を否定する今のドイツでは通用しないことです。
ご存じない方は、ナチスの敬礼をよく覚えておいて(手のひらを前方に向けて腕を斜め前方に挙げるという簡単なポーズです)、そのポーズをとらないように心がけましょう。この敬礼もハーケンクロイツも、世界中のどこであっても通用しません。
イスラム圏で、女性がタンクトップに短パン姿で歩いていて逮捕されることもありますし、世界中には、無知では済まないマナーや決まりや法律や足を踏み入れてはならない場所がありますので注意したいものです。