遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

週刊文春の表紙を描いて40年/和田誠

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山藤章二(80)が週刊朝日のブラックアングルを一時休止していたが、今週号から4か月ぶりに連載を再開した。休載になるのかと心配だったので、一安心。このブラックアングルは1970年代半ばから断続的に掲載され、1976年から本連載になり今に続いている。

一方、和田誠(81)が1977年に週刊文春の表紙を担当してから、7月20日号でなんと2000回に到達したという。

1年50週なので、ちょうど40年表紙を描き続けていることになる。

画像は、左上が和田誠2000回号。第1回号が、夜空をバックにしたエアメールをくわえた小鳥だったので、同じモチーフで記念すべき2000回号も描いたようだ。

その他の画像は、最近号の表紙で、「セロニアスモンク(7/13)」「馬に乗った闘牛士(7/6)」「サグラダファミリア(6/29)」で、特に脈絡もないテーマの表紙なのだが、それでも81歳まで40年間を毎週創作するとは何とも素晴らしい。

さらに、これは誰が描いたのだろうと疑いようのない個性を持っている和田誠

彼のデザインがたばこのハイライトのパッケージに採用されたのが24歳時、1960年のこと。生涯一線で活躍できるとはなんともうらやましい限りである。偉いなあ。

また、余談だが、息子の嫁が上野樹里和田明日香で、これまたいい嫁さんでうらやましい。