現在の横畠法制局長官は、次に長官になれるはずだったタイミングで安倍が連れてきた長官に先を越されている。その後その長官が急死したため横畠は長官になったのだが、その後は政権のポチになって、安保法制の制定のサポート役となった。
先だって、橋下徹の訴えていた週刊誌か何かの名誉棄損裁判で、最高裁は橋本の訴えを棄却したが、その判事は、かつて加計学園の監事をしていた木澤克之である。前例を破って、現役の最高裁判事の推薦候補ではない木澤(官邸の推薦)が過去に裁判官の経験もなく最高裁判事になったという。
また、小沢一郎の「陸山会事件」の裁判で検察官役の指定弁護士を務めた山本健一弁護士は、名古屋高裁判事に任官している。これも政権がらみの人事だとされていて、山本は小沢を貶めようとして失敗し、現在那覇支部を抱える福岡高裁の判事であるのは、何かの因果だろうか。
内閣人事局に話を戻すと、官僚たちはプルプルと震えながら政府の顔色を窺って職務を遂行しているのも、政権が人事権を持っているから致し方ないことなのかもしれない。
こんなクズみたいな政権に仕えることになった官僚たちには、お気の毒としか言いようがない。萩生田ごときに、自分たちの処遇を決められたらたまったものではないだろう。ボスとそっくりで、嘘はつくわ、それがばれたら姿をくらますわで、クズのような男なのだから。
マフィアのような政権が、利権を一手に握っていて、友だちだけに利益供与をしている現状なのだから、官僚たちも大変で、何をか言わんやである。
しかし、もう少しの間の辛抱かもしれない。安倍とその周辺が一掃されたらまた日は昇るだろう。
まいずれにしろ、看板も中身もクズみたいな組織であることには違いない。