遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝29連勝歴代最多記録/藤井聡太

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私の26日(月)は、一日中藤井聡太デーでした。藤井四段が将棋界の連続勝利記録を更新するかどうか、それが心配で楽しみないちにちでありました。

ネットではAbemaTV(アベマTV)が無料で中継していて、延べ610万アクセスがあったようです。私もそのうちの一人。ニコ生でも中継をしていました。

また、ケーブルTVの「囲碁将棋チャンネル」では、朝10時からすべての番組をキャンセルして、藤井聡太の対局を生中継してくれました。私はその生放送を録画しながらリアルタイムで(だらだらとですけど)ずっと見ていました。テレビで見たりネットで見たりするのは、解説者が異なるため、できるだけ多くの情報を得たいがためです。

今、将棋界の棋士で10代の棋士は、14歳の藤井と今日の対戦相手の増田四段(19歳)の二人だけ。藤井がデビューするまで増田が最年少棋士だった。

その二人の天才棋士が見事な力勝負を見せてくれました。終盤近くになって、解説者たちの形勢判断を総合すると、藤井が負けるのではと思ったのですが、藤井聡太はその後見事な手を次々に放って堂々と勝利しました。

30年前、神谷五段(当時)が28連勝したのはリアルタイムで認識していました。当時は職場でよくへぼ将棋を指していて、毎週日曜日にはNHK杯将棋を穴のあくほど熱心に見ていましたが、神谷の28連勝は番組内で何度も話題に上っていました。しかし、その神がかった偉業に反して、それが社会的に話題になることはありませんでした。今の藤井フィーバーの原因は、無垢で若い天才が降臨したことに加えて、彼のメディアでの取り上げられ方によることが大きいと思われます。

いずれにせよ、平和で清らかなことでフィーバーできるのは喜ばしいことだと思います。

藤井君29連勝おめでとう。あっぱれ! 30連勝目をかけた一戦も、また大騒ぎして生中継してほしいものです。