彼は、対局のため名古屋から大阪に新幹線で来るまで、窓外の景色を眺めていることが多いそうだ。曰く「雪におおわれた伊吹山がきれいです」。
ごく近い将来、様々なビッグタイトルを戦うことになると、こんどは名古屋から上京する機会が多くなるのだろうと思うが、それだけが大阪人としては少し寂しい。
朝日新聞を毎日20~30分かけて読むようで、「僥倖」「醍醐味」「精進」のような言葉をインタビューで使う。「云々」「未曾有」「踏襲」「便宜」はたぶん読めると思われる。
漫画や音楽には興味がなく、PCではお天気データなどを見るのが好き。アメダスがどこにあるのか、彼なら記憶していることだろう。
「大志」と揮毫した彼の扇子は即完売。その「大志」の字も署名もしっかりした文字で、あの字なら私も欲しい。
インタビューの受け答えでは、驕った風でもなく嫌みもなく性格の良さが出ていて好感度抜群。その好感度はそのままであってほしいものだ。
藤井君、28連勝おめでとう。